腰痛とストレス

長年、この業界でやって来ていると、身体メカニズムが分かって来る。

 

神経は電気信号によって伝わるので、電気が流れている間はずっと神経は興奮している。

子供の寝相はあり得ない形。

あれは電気がシャットアウトされるから、グニャグニャになれる。

一方、ある程度成長した者は、日々何かしらを考え、思いしているので、思考が完全にシャットアウトされる事は無くなるし、それが日常になっているのでシャットアウトする意味が分からなくなっている。ので、神経にはずっと電気が流れ続けている状態が起こる。

電気がずっと流れていると、神経(脊髄)は興奮し震えているので太く硬くなる。

こうなると体を曲げるなどが難しくなる上に、末梢神経も興奮してくるので末梢神経も硬くなる。

つまり、筋肉も硬くなる。

ちなみに先に身体を曲げるのが難しくなると言ったそれは、背骨の事。つまり、脊髄。

脊髄が太く硬くなっていると、脊柱管(硬膜)に当たるので、刺激(反射)が脊髄に起こる。

加えて、末梢神経が興奮(硬く)しているので、身体の動きは末梢神経を引っ張り反射(脊髄)を更に助長する。

するとその反射で更に硬くなってしまい痛みを誘発する・・・

これが繰り返されると、もう痛みはそう簡単に取れなくなる・・・

 

脳はその痛みに囚われて、ずっと痛みを考える事になる。

すると脳は信号を発信し続けるので脊髄の硬さは緩むことが無くなる・・・

 

悪循環なのはこうした事で、動けばそこに意識が向くので脳は一時的に思考を止める事が出来るが、こうなっている人は痛みにより動くと悪化すると考え動かずにいて、不安感・恐怖感を考えるので治りようがない。

 

一番大事なのはストレス(思考)を受けない脳作り。

腰痛とそこは関係ないと思われるかもしれないが、この業界を20年やって来て、ぎっくり腰ばかりを診て痛みを早々に軽減させている僕が言うのだから間違いない。

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