骨盤底筋と自律神経
「骨盤底筋」と聞くと、多くの人は“尿漏れ予防の筋肉”をイメージします。
確かにそれも間違いではありません。
ですが実際には、骨盤底筋はもっと深い役割を持っています。
それは、「自律神経」と深く繋がっているという事です。
骨盤底筋は、骨盤の底に存在するハンモック状の筋肉群で、膀胱・腸・子宮などの内臓を支えています。
しかし、この筋肉の周囲には、身体をリラックスへ導く重要な神経が集まっています。
特に重要なのが「仙骨(せんこつ)」という骨の周囲。
ここからは、副交感神経の一部が出ています。
つまり骨盤周囲は、単なる“身体の土台”ではなく、「安心モードへ切り替えるスイッチ」のような場所でもあるのです。
現代人は、脳を使い過ぎています。
スマホ、情報、人間関係、不安、将来への心配。
頭の中は常にフル稼働状態。
すると交感神経が優位になります。
そうなると、この骨盤底筋に緊張が入る・・・
すると、
・肛門周囲が硬い
・下腹部出て来る
・呼吸が浅い
・股関節が動かない(お尻が硬い)
という特徴がよく見られます。
人は不安になると、頭で考え、目で警戒し、肩を上げ、呼吸を浅くする。
すると身体の重心が上に向かい、常に不安感や痛みを感じやすくなります。
つまり「安心感」とは、精神論だけでなく、身体の感覚でもあるのです。
骨盤底筋は、その“安心感の受信機”とも言えるかもしれません。
また、骨盤周囲には腸や膀胱などの内臓があります。
内臓は自律神経の影響を非常に受けやすい。
だからストレスが続くと、
・便秘
・頻尿
・下腹部の違和感
・過敏性腸症候群
・慢性的な骨盤の重だるさ
などが起きやすくなります。
加えて、呼吸との関係があり、横隔膜と骨盤底筋は連動しており、
息を吸うと横隔膜が下がり、骨盤底筋もしなる。
息を吐くと横隔膜が戻り、骨盤底筋も戻る。
つまり骨盤底筋は、“呼吸する筋肉”でもあるのです。
だから、胸式のみで呼吸を続けている人は、骨盤底筋も硬くなりやすい。
逆に、深い腹式呼吸が出来ている人は、骨盤底筋も自然にしなやかに動き、精神的にも安定しています。
骨盤底筋に刺激が入る様になる事で、尿漏れなどの問題解決と共に体幹の安定が図れ、副交感神経も作動してくるので、
安心感が湧き、
眠れる
消化出来る
痛みが減る
呼吸が深くなる
などが期待出来ます。
骨盤底筋とは、普段なかなか意識しない筋肉ですが、あなたの想像以上の効果が期待出来るのです!!
