ネフローゼ症候群

尿に蛋白が出る事で、血液中の蛋白が減り(低蛋白血症)、その結果、全身に浮腫が起こる疾患。
原因は不明。
血液をろ過する腎臓は、細かい腎小体とそれに続く尿細管からなる集合体。
この腎小体からは、人体にとって不要となったモノが排泄され、必要なモノは出ない構造となっている。
仮に必要なモノが出てしまった場合でも、尿細管で回収され、再び血中に戻される。
タンパク質は腎小体からは出れない。
が、何かしらが原因で壊れると漏れ出る。
漏れ出たタンパク質は尿細管でも回収されず、尿と一緒に排泄される(蛋白尿)
タンパク質が漏れ出ると、以前にもブログで書いたが、リンパ液を回収するタンパク質が血液中から無くなるのでリンパは回収されないので身体は浮腫む・・・
治療法としてステロイドが用いられる。
大量のステロイドが使われ、それが長期間に至る場合、骨粗鬆症や精神障害などが起こる。
腎臓は腹膜後器官。
と言う事は、背中の筋肉と密接に関係している。
背筋群の過緊張があると、当然、腎機能にも影響が及ぶだろう。
脳から発信された信号(電気)は、僕らの背骨(脊髄=中枢神経)を通して末端部(末梢神経)に神経が行く事になるが、信号(電気)が通ると神経(電線)はパキっとなる(硬くなる)
この状態(脳が信号を出し続ける)が長く続くと、背中はバキバキになる。
つまり、精神的ストレスや考えすぎ、元々の姿勢不良により背筋が発達(前傾姿勢では背筋は伸びながら縮む運動をさせられる為)が加わると、背中は常に猛烈な過緊張状態となる。
先にも上げたように腎臓は腹膜よりも後ろにある器官。
つまり、背筋群と密接の関係にある臓器。
背筋に猛烈なストレス(過緊張)が長期間起これば、腎機能も問題が起こる(正常機能が果たせない)と考える。
ネフローゼ症候群は原因不明とされるが、こうした事で発症する事も否定は出来ない。
背筋群のリラクゼーションは必要だと考える。
長期間のステロイドなどの薬も時に必要だとは思うが、それよりも、普段から背筋群のリラクゼーションは意識して取り入れ、腎臓がストレスなく機能出来る環境を整える事も大事なのでは?

 

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