サンダーランドの分類

サンダーランドの分類は、末梢神経の損傷度合いを分類している。

1度は伝導障害。

2度は軸索損傷。

3度は軸索と神経内膜損傷。

4度は神経終幕まで損傷。

5度は完全損傷。

末梢神経損傷分類の混乱

神経は、細胞体から伸びる軸索に髄鞘(ミエリン鞘)と呼ばれるモノに覆われ、更に神経線維鞘に覆われた構造になっている。

この神経線維は神経内膜に包まれる。

更に神経内膜は、神経周膜・更に外側に神経上膜と言う膜に覆われている。

神経線維(の種類・分類・伝導速度)を網羅しました

軸索が繋がっている場合(1度)、完全に回復するとされる。

神経内膜が温存されている場合、軸索は時間はかかっても再生が起こる。

3度くらいまでの損傷で有れば、我々の治療対象となる。

3度以上となると医者の範囲となり、5度損傷ともなると手術が必要となる。

 

重要なのは神経損傷が無いと言う部分。

神経損傷が無い、つまり、麻痺や感覚障害、通常運動が可能であれば損傷は無い。

あとは脳からの情報がちゃんと伝わる様にしてあげれば良いと言う事になる(受信も同じ)。

それが繋がれば脳は活性化し、運動機能は回復出来る。

損傷の無いモノは、刺激を入れれば良い。

刺激を入れれば神経の枝は伸び、血液を送り、組織修復・回復・発展発達を行う。

 

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