頭痛と硬膜

頭痛を訴える方は多いです。

よく『肩こりから起こる』と訴える方も多いですが、それもまんざら嘘ではありません。

 

身体メカニズムを考えますと、脳みその周りには三層の膜が存在し、最も外層を硬膜と言われる硬い膜が存在します。

この硬膜は、頭蓋骨から骨盤まで存在します。

 

そうして、これはクラニオセイクラムをしていると分かりますが、脳脊髄液の循環に伴って硬膜の緊張と弛緩が起こっており、精神状態が緊張状態にあると硬膜の緊張も強く起こります。

精神を和らぐよう自分で意識していても、脳脊髄液の循環不良が起こっていれば硬膜は緊張し、脳を圧迫します。

これにより頭痛が引き起こされます。

 

故に、最も大事なのは精神的リラックスを常に心がける事。

そうして私達が出来る事として、脳脊髄液の循環を促してあげる事。

 

『私達なら治せる』ではなく、クライアントの自助努力も必要なんですね。

 

もう一つ付け加えます。

 

姿勢が歪んでいるままでいると脳脊髄液の循環は不良となります。

先に上げった様に、硬膜は頭蓋骨から背骨を通り、骨盤まで存在します。

骨盤の歪みがあれば、背骨は必ず歪みます。

すると必然的に頭蓋骨も歪みます。

硬膜は捻じれます。

 

捻じれた中を脳脊髄液が流れようとすると、水圧の強弱が起こります。

強く流れる部分で脳に圧迫が起これは、身体的機能障害(消化不良とか、右わき腹に力が入らないからぎっくり腰になるとか、足指に力が踏ん張れないので転ぶとか・・・)が起こります。

時に脳の血管を圧迫すれば、頭痛にもなるでしょう・・・

 

硬膜の緊張がある人は、骨盤、背骨が硬くなっています。

それは押しても、マッサージしても、ストレッチをしても緩みません。

ここには技術的テクニックが必要となります。

我々の出番です。

 

しかし、いつもいつも通えないですね。

なので先にも上げたように、自助努力(精神的リラックス)が必要になってくるわけです!

 

頭痛は硬膜の緊張から起こり、それは時に精神的問題、身体的緊張、身体の歪みによって引き起こされます。

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