捻じれ
我々整体は、【捻じれ】に注目する。
そのターゲットとして分かりやすいのが、下肢長。
下肢長差は、骨盤の捻じれ状態を教えてくれ、その上にある背骨の状態も教えてくれる。
僕が取り入れている検査に、動診がある。
それらは僕も分かるし、患者も気づく。
そうして、施術後の変化に僕も分かるし、患者も分かる。
これらに変化が出ていれば、立った際の動きの変化に気づける。
ならば捻じれが取れたのか?と聞かれれば、取れたかもしれないが、それは結局、一時的で、直ぐに元に戻ってしまう・・・
元に戻る理由に、脳の学習があります。
例えば、気を付けの姿勢を取った状態で、日常過ごせますか?って話。
気を付けの姿勢を続けるのは、好くて30秒程度じゃないですか?
言われたその瞬間だけ。
僕らは元に戻りたいのです。
これをホメオスタシスと呼びます。
ホメオスタシス=自然治癒力とも言いますが、僕らの身体は元の状態に勝手に戻るシステムが備わっており、傷も治りますが、姿勢も元に戻っちゃうんです。
なので、これを戻らなくさせるには、脳の学習が必要になって来ます。
ヨガ講師が姿勢が良いのは、良い姿勢をずっと保ち続けているからです。
ずっと保ち続けていると、むしろグウタラ姿勢の方がしんどくなります。
脳がその状態を完璧に記憶するまでには、どうしても時間が必要になります。
なので、整体に通い続けなさいではなく、自分で意識して正して行く癖の方が大事なのです。
しかし、こんな話も秒で忘れちゃうので、たまに来て、僕の話を聞いてまた思い出し、また秒で忘れ、また僕の話を聞いて思い出し、また秒で忘れ、また僕の話を聞いて思い出し・・・と言うサイクルが必要になるのです。
正直、戻すのは簡単です。
継続させる方が難しい・・・
街を歩いていて、変な歩き方するな~と思う人を見かけた事があるでしょう。
前を走っている原付の運転手が、エラく歪んで運転している姿を見た事があるでしょう。
集合写真の時に、カメラマンから『そこの赤い服の人、顎をもっと右へ』と指摘されているのを見た事あるでしょう。
それは他人事ではなく、自分もそうなのです。
かく言う僕も、風呂場で姿見を見ると、骨盤とお臍の位置が狂っている事に氣づくし、右と左の腰のくびれが違う事に氣づきます。
頸も、胸鎖乳突筋(頸の前にあり、耳たぶの下に向かって斜めに走る筋肉)の左右の形が違う事に氣づきます。
顎も随分と右にズレている事に氣づくし、耳の高さが左右で違う事に氣づきます。
髭剃りの時、右へは向きやすいけど、左は向きにくい事に氣づきます。
僕でもそうなのです。
ちなみにこの世に歪みの無い人などいません。
必ず歪みます(脚を左右に振っている時点で歪みます)。
正しても直ぐに歪みます。
歪みを治すのは、その状態を長く続けていると支障が出るからです。
ホースが捻じれていると水が出にくいそれと同じです。
たまにホースの捻じれを取らないといけません。
僕らの身体はラセン構造です。
なので歪むようになっているのです。
陸上競技が必ず反時計回りなのは、そう言う事です。
車のアクセルが右に有って、クラッチが左に有るのも同じです。
自転車のスタンドが左にあるのも同じです。
右利き左利きは関係ないのです。
歪むようになっているのです。
正すのはその状態を続けていると、支障が出るからです。
なので、定期的な整体は大切な事なのです。
ちなみに思考も歪みます。
長く歪んだ状態で居ると、末端部から入る情報を脳が歪めてキャッチします。
脳から出た情報を、末端部も歪めてキャッチします。
それを続けていると、「左手でハサミを扱うのは難しい」と言うのと同じで、こっちは簡単・そっちは難しいが生れ、受け取る情報を先に「これは出来る・それは出来ない」とし始め、世界を色眼鏡で見始めます。
情報をキチンとキャッチする為に、歪み調整と言うのは意味があるのです。
