腰方形筋
腰には幾つかの筋肉がある。
その中で、腰を後方から守る(動かす)筋肉の代表が『腰方形筋』
腸骨稜を起始に持ち、第十二肋骨及び第一~第三腰椎肋骨突起に停止を持つ。
腰神経叢の神経支配。
作用は体感の伸展及び、体幹の側屈。
腰椎肋骨突起に停止を持つ故、腰椎のサブラクセーションはこの筋肉の緊張を作る。
筋緊張により前屈時には伸びず、伸展時には収縮出来ない。
片側に収縮を生む事で体幹がズレて見える。いわゆるギックリ腰姿勢となる。
腰神経叢は、第十二胸神経~第四腰神経の前枝で構成される。
これらの神経は、腹筋・大腿の内前面の筋肉を支配する。
皮枝は、外陰部・鼡径部・大腿の内前面および下腿の内側に分布する。
下線部のエリアに痛みが出る場合、上位腰椎での問題(サブラクセーション)が起こっている可能性が高い(大腿神経)
腰方形筋は腰部の後壁を成す非常に強い筋肉。
サブラクセーションは、その後壁のデザインを変えるので上半身は傾く。
傾きから姿勢を戻そうとするとズキンとした激痛を伴う。
アジャスト等でサブラクセーションが直に戻れば痛みは減るが、直ぐに骨を動かせる状況に無い事が多い。
故に数回のリラクゼーション手技および物理療法は必要。
ギックリ腰の際にはキーワードとなる筋肉。