背部痛
紹介で来られたそのクライアントは、肩甲骨内側(菱形部)に疼痛及び、運動時痛を訴えられる。
その関係で、右腕にもシビレが・・・
問診票に、一か月間病院への通院が記載されている。
『病院へはどれくらい行ってるんですか❓』
『週二回くらいです』
『電気治療とかですか❓』
『マッサージもあります』
『リハビリは?』
『そんなのはありません』
動診検査では、頸部伸展で痛みが起こる。
右腕を内転させても誘発・・・
触診を行ったとき、なるほど!と思った。
と言うのも、このクライアント、○○の状態が悪すぎる・・・
腰痛や頸部痛を訴えるクライアントはほぼ決まって○○の状態が悪い。
それをご本人にも認識してもらう。
すると・・・
『病院ではそんな事を言われた事がない。これだけでも信頼に値する!』
続いて、手技療法に入る。
『あぁ~、私の言う所を聞かなくても分るんですね♪』
病院ではどんな事を受けていたのか??
態勢を変えた時、『なんか凄く楽になった気がする♪♪』
笑
『これだけで楽になったらビックリですね!』
殆どの病院や接骨院は患部しか診ない。
保険診療を行っていれば当然だ。
しかし、患部は被害部位であって、原因は他にある。
このクライアントは一か月も通院したにも関わらず、何が原因か(頚椎症と言われたらしい)も分からず治療を続け、全く変化しない事に嘆き、紹介で来院に至った。
保険診療の意味は僕もよく知っている。が、痛みが取れなければ他の要因もあるのかも?と思ってもらいたいものだ。