発達障害

師匠である池内秀暢先生の投稿記事より

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発達障害の原因がほぼ特定される。また発達障害児の脳も発達する。

東京都医学総合研究所  脳発達・神経再生研究分野 こどもの脳プロジェクトの研究より

自閉症・ADHD・LDなどの発達障害児が著しく増えているとのこと。 私の個人的な印象でもそのように感じます。 2002年に文部科学省が行った、ある調査によると、17人に1人の児童になんらかの問題を見出すことが出来ると報告が出ています。

研究によると遺伝的要因やコミュニケーションなどの育て方が原因ではなくて、環境的要因が主な原因であるという事が確定的になってきているようです。

環境的要因とは・・・それは・・・虫が来ないように殺虫剤として使用される 「有機リ
ン系」の農薬 及び「ネオニコチノイド系」の農薬だと指摘。

またネオニコチノイド系の薬剤は、ご家庭にても使用されている以下の物にも使用されているようです。

●ペット用ノミ駆除剤⇒アドバンテージ・キャプス ター・フロントラインなど

●家庭園芸用⇒   レインボーフラワーEXⅡ・アースガーデン・食べる野菜と果樹・虫&病気対策・ベニカベジフルスプレー・オルトランDX粒剤など

●家庭用殺虫剤⇒アリの巣徹底消滅中・コバエがホイホイ・ブラックキャップなど

これらの農薬が、脳の発達成長期に脳に作用して、脳の神経ネットワークの形成を阻害することが、原因だと報告しています。

アメリカでも発達障害児童が増えているようですが、2012年に米国小児科学会は、「発達障害や脳腫瘍など、農薬による子ども被害」を警告しているようです。

日本は、単位面積当たりの農薬使用量は、世界でも1位2位を争うくらい多量の農薬が使用されています。

成人を過ぎた大人ならば、ほとんどの脳は完成していますので、脳における問題は深刻ではないかもしれませんが、脳が著しく発達途中にある「胎児・乳幼児期・少年期」は、その影響を受けやすいという事で、危険度が高まります。

児童からも…・母乳からも・・・農薬成分が検出される時代なんです。 ご存知ですか?
この事実を。

成人の脳は、脳に害のあるものが侵入しないような関所(脳の関門)がしっかり形成されているのですが、胎児や幼児期は、この関所の形成が不十分で、発達途中なんです。
また高齢になると・・・この脳の関所も老化して、本来脳に侵入してはいけない物質を通してしまいます。 これが・・・痴ほう症にもつながっているとの指摘もございます。

脳は・・・神経細胞と神経細胞が「シナプス」という情報伝達する場所で、やり取りをしていて、それがつながって脳が発達していきます。 その脳の高次な部分が成長していく
年代において、該当の農薬が作用して、脳のネットワーク形成を阻害することで、発達障害が生じます。

その不完全なネットワークの部位により、いろいろな発達障害の個性が決まってくるだけで、原因は・・・・「高次な脳の神経ネットワーク不全」です。

ゴキブリに噴霧して動けなくして殺す殺虫剤をご存知の方も多いでしょう。 動けなくするという事は神経に作用するという事なんですよ。 脳は神経の細胞で集まった臓器です。

食材そのものの安全性の意識は、栄養に関する意識より、はるかに低いように感じます。
せめて・・・若い女性や妊娠期には・・・食材そのものに関心をもっともっと・・・持っていただきたい。 特に外食産業ですね。 業務用野菜を使用しているところが増えています。 ローコストにするために食材そのものは軽視されているように思います。

妊娠がわかったら…・まずは毎日食べる「米」。これを自然農法米にしていただきたい。
毎日食べるわけですから、まずこれが一番大事です。 パン食の方は・・・これは難儀ですね。 小麦も農薬を使用しますから、無農薬小麦から作ったパンならばいいとおもいますが・・・・そうでないならば、毎日は食べない方が無難だと思います。

次に、せめて旬の作物は、自然農法・有機農法・減農薬の作物にしていただきたい。

その上で、ご家庭の殺虫剤を減らしていく。 特に…夏場ですね。

そして・・・すでに発達障害だと診断されておられる児童は、まだ成長途中ですから、脳もまた神経ネットワークを形成していく途中です。 成人よりはるかに、脳をつくりかえることが出来ます。 可能性を秘めているのです。

脳リハビリを根気よく続けていただいて、脳の形成を促してやればいいと思います。一番いいのは…・自然の中で遊ばせて自然に触れながら運動する事です。 脚を使う事です。

山でもいい…海でも・・・川でもいい・・・。とにかく身体を動かす事。発達障害児童は運動能力が劣っている児童が多いでしょう。  脳の神経ネットワークを生み出す、最も基本となる効果的な方法は運動です。

脳の神経ネットワークは、これまで科学者が考えていたように固定されているものではなくて、つねにつなぎ直しがなされています。 運動における脳の刺激は、身体に影響を及ぼすよりも、はるかに強く脳細胞に作用を及ぼします。

運動におけるいくつかの効果の一つが、BDNFと呼ばれる身体がつくりだす物質です。
この物質は・・・脳のインフラを新しく構築する働きをします。 わかりやすく言うと、脳を育てるのに働く物質です。

これが運動する事により(筋肉を使う事)脳の中でつくられて、脳神経ネットワークの構築に一役買ってくれるのです。 脳の栄養といわれる DHA・EPA等よりも、優先度が高いと考えます。

成長期の子供さんがいらっしゃるご家庭は・・・・環境中や食材に含まれる農薬に気を使っていただき、子供さんにしっかりと外で遊びながら運動させてあげてください。 不思議なもので…脳の成長を促す体内の様々な物質は・・・・いやいや行っていてはつくられにくいそうです。

発達障害児童の脳も、発達成長するのです。 型にはめずに・・・時間をかけて、個性的に育てていけばよろしいかと思います。

有機リン系農薬につて・・・・・・・・以下

有機リン系農薬

商品名(成分名)
マラソン●(マラチオン)
スミチオン●(フェニトロチオン,MEP)
ディプテレックス●(トリクロルホン,DEP)
DDVP●,デス●(ジクロルボス,DDVP)
スプラサイド●(メチダチオン,DMTP)
オルトラン●(アセフェート)
カルホス●(イソキサチオン)

1. 概   要

有機リン系農薬(主として殺虫剤)は,コリンエステラーゼの作用を阻害して,神経終末での神経伝達物質であるアセチルコリンの分解を阻害するため,アセチルコリンの過剰刺激様症状が現れる

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