無自覚
自分がパワハラしてる自覚の無い人は多い。
自分がセクハラをしている自覚が無い人は多い・・・
僕にあるかと聞かれれば、僕が気づいてない所ではそうしているのでしょう。
だって自分に自覚が無いから。
自覚があれば確信犯なので、それはもう犯罪です。
厄介なのは自覚が無いモノ。
だって、自覚が無いんだもん。
ストレッチをしている光景を見ました。
男性同士、下にうつ伏せている相手に馬乗りになって腕にストレッチをしてました。
僕はそれを見て、下になってる人が女性なら、男性が馬乗りになる姿勢はセクハラと見られてもおかしくないと思い、その体勢は止める様に言いました。
が、その男性たちは「何故、ダメか?意味が分からない!!」と反発しました。
気心の知れた女性が男性に馬乗りになられてるならイイでしょう。
しかし、見ず知らず、もしくは、印象が怖いとか生理的に無理とかそんな事を感じてたとしたら、もう馬乗りになられている時点でアウトでしょう。
見てるコッチが怖いのは、女性からどう受け取られるか分からない触り方、体勢に気づけない男性陣。
今回は男性同士だからイイとかそう言う問題ではない。
だって、僕はその体勢をされるの嫌だから。
僕が嫌だと感じると言う事は、同じ様に感じる男性も居るでしょう。
男性が居るって事は、女性なら尚更。
そう。
やっている事に自覚が無い人は多いのです。
最近、友達が出産しました。
彼女は女医さんがイイと、女性の産科を探して行きました。
自分の身体を診られる、触れられる事はドクターなら何とも思わない人もいますが、男性の医者にそうされるのを嫌う人も居るのは事実。
僕らにとっては、お尻を触る、太ももを触ると言うのは仕事柄普通です。
しかし、それが嫌だと感じる人はいます(過去にお一人だけ嫌がられた事があります。その時は施術が出来ないので止めました)
嫌だとハッキリ言える人はまだまし。
若い女性や言えない人も居るでしょう。
でも、僕らからすると当たり前の行為であって、普通の感覚。
でも、治して欲しい。けど、男性は嫌。と言う人もいます。
なら、男性の元に行かなければイイと言う簡単な話ではないのです。
僕らにとっての普通は、普通ではなく、相手にとっての受け取り方次第。
なので、僕らは常にリスク回避は必要なのです。
触り方、体勢、言葉使い・・・
僕らの業界だけに限った話ではなく、どの世界にもセクハラ・パワハラと言う言葉がある通り、やってる本人に自覚がありません。
やってしまっている者がもっと繊細にならないといけませんが、数十年そう生きて来ているので、何も気づけないし、指摘されても分かりません。
でも、僕がそう見つけたなら僕は指摘します。
それで嫌われても、全然、OKです。