スパイン
背骨は脳からの情報を流します。
脊髄を保護します。
姿勢を保持します。
頭を支えます。
動きを生みます(背骨が安定するから手足が動かせます)。
その背骨の歪みは神経伝達を不正にし、脊髄が保護出来ず、姿勢が保持出来ず、頭位をズラし、動きにバラつきを生みます…
それくらい背骨は大事です。
不眠症や頭痛などの体調不良を訴える方に見られるのは背骨が硬い事。
全体的に硬いと言うより、ある部分が硬い!
つまり、流れがそこで止まっているって事です。
脳から発生した電気信号は、脊髄を通り全身へと広がります。
硬い=滞りがあると、情報はそこで遮断されます。
逆に滞り箇所には過信号(オーバーワーク)が行くので、その部位は痛みを伴います。
滞りは流さないといけません!
流れる様にしないといけません!!
歪みはサブラクセーションの結果が多いです。
サブラクセーションとは、背骨がズレて固まった状態。
こんな経験はありませんか?
膝や手首を曲げようとして、「痛っ!」となって曲げ伸ばしを数回やるとスムーズに動く様になるって経験。
骨が正しい位置に無ければ関節が曲がった際に正しく動かないので、関節包や腱・靭帯に無駄にテンションがかかり、時にそれら軟部組織を関節が噛んだ際に痛みが発生します。
これが長期間続くと関節は正しくない位置が普通になり、次第に不正な動きが当たり前となります。放っておく事で骨が変形したのが「変形性○関節」と呼ばれる状態です。
脊柱では変形性は後天的ではあまり聞きませんが関節面がずれて固まる現象はよく起こります。
首が怠くて自分で首を鳴らす事ないですか?
腰が怠くて自分で反らせて腰を鳴らす事ないですか?
パキッて鳴るとスッキリした気がしますね?
アレはズレて動く状態です。
サブラクセーションとはズレて動かない状態。
背骨ではよく起こります。
ギックリ腰などでなくとも、慢性腰痛の人や酷い肩こり・首こりの人にはよく見られます。
これが起こるとそこで神経伝達が滞るので、情報過多となり痛みを感じる様になります。
そこが動かないから脊髄が硬膜に触れ、神経痛などを引き起こします。
そこが動かないから別の所が動きを代償します。
代償してる部位は動かされ過ぎて疲労します。
これまた痛みを起こします。
そこが動かないから別の所が無駄に動きます。
そこが動かないから動きが変になります。
左右で動きが変になります。
分かりやすいのが背中を掻く動作。
左手で左の肩甲骨を触れても、右手で右の肩甲骨を触るのは難しい…なんて。
肩や膝が悪いのではなく、背骨が不正なのでそうした現象が起こる!なんて事も多いのです。
背骨は整え、柔らかくしてないといけないのです。