ストレッチに関して
ストレッチは気軽に出来る運動(体操・健康療法)です。
しかし、ストレッチ後に肩が痛くなった、腰が痛くなった、アキレス腱が切れたと言う方は後を絶ちません。
筋肉をしっかりと緩めたのに、何故、痛めるのか??
筋肉を緩める際の注意点として、運動前はゆっくりと時間を掛けるストレッチはお勧めしません。
筋肉が緩みすぎ、パワーが発揮出来なくなるからです。
なので、瞬発系のストレッチ、例えば、素早くジャンプするとか、ラジオ体操的な動き。
おそらく競技を始める選手はソレをやっていると思います。
逆に、運動後は時間を掛けゆっくり伸ばすストレッチはお勧めです。
今度は、疲労した・筋肉内に溜まった血液をしっかり流す目的などでゆっくりストレッチを行います。
腰痛の際にストレッチをする事がありますが、腰痛時、腰を捻る系のストレッチは余計に悪化させる危険性があります。
腰痛時には、下肢をストレッチして下さい。
分かりやすいのはアキレス腱伸ばし。そのまま膝を伸ばして後ろ脚全体を伸ばす。
あぐらで座り、両足底を合わせて膝を床に押し、内ももを伸ばす。
あぐら状態から(上記の足裏をあわせたままでも良い)前にうつ伏せる。
正座状態から後ろに寝っ転がる(両方が辛い場合は片方ずつ行う)。など。
肩こりの場合は頭の後ろで手を組んで、しっかりと胸を開く。
後ろ手を組んで、肘を伸ばしたまま組んだ手を上に上げる。(その際、壁や椅子の背もたれに手を固定させても良い)
頭の上で、片方の肘を反対の手で引っ張る(要は、脇の下・上腕部後ろを伸ばす)
頸を後ろに倒し、顎を突き出すようにする(その際、胸に手を当て下方向に皮膚を固定する)。
背中が怠い時などは、猫のポーズで腰を丸めたり反らせたりを繰り返す(屈伸運動)
座った状態で、左肩を下げた時・左骨盤を持ち上げる。右肩を下げた時・右骨盤を持ち上げる(側屈運動)
胸の前で手をクロスさせた状態で、左右に捻る(回旋運動)
腰が痛いからと腰を捻ると悪化します。
腰が痛い時は足をストレッチしましょう。
四十肩など肩が痛い場合は、肩甲骨を意識し、肩甲骨をグルグルと動かしたり上下に動かす習慣を付けてみて下さい。
腕を伸ばした状態で、手のひらを内捻り・外捻り(行ける所まで捻る)
腕を伸ばした状態で(前習えの状態)、手のひらを下にする・上にする(行ける所まで。反対の手で引っ張るとより効く)
やってみて下さい。