筋肉と神経

筋肉は神経により動かされています。

しかし、筋肉が硬くなる(緊張)と、神経にある現象が起こります。

それは、神経伝達不良。

だけでなく、神経のテンションを作ってしまう事です。

 

神経のテンションが起こると、神経の出口である背骨にテンションが入ります。

背骨にテンションが入れば、交感神経をonにさせます。

交感神経がonになれば、毛細血管を閉じます。

反射が起こりやすくなります。

脳は興奮モードになります。

脳は冷静な判断が出来なくなり、正しい信号発信が出来なくなります。

ずっと続くと疲れます・・・

 

筋肉が硬くなると神経のテンションを生みます。

分かりやすく説明すると、長そでのTシャツの手首部分のシャツを引っ張れば、そのテンションはどこにかかるでしょう?

やってみられた方はもう分かったと思います。

そうです!首、肩にかかります!!

 

私達は頸が痛い、肩が痛いからと言って、首を揉んだり、肩を押したりします。

これは頸・肩の筋肉が固まったのではなく(その場合もありますが)、神経末端部のテンションが神経出口である背骨に近い所で引っ張られた事によるテンションです。

分かるかな?言ってる意味。

さっきのシャツ理論で考えて下さい。

 

シャツが首を圧迫したり、肩を圧迫してたとして、首元を直したり、肩の生地を引っ張っても、手首の生地が引っ張られ続けていたら、結果としてまた首ないし、肩にはテンション(引っ張られ)がかかりますね。

神経は背骨から出た糸だと思って下さい。

腕が引っ張られても、それは背骨を引っ張る行為となります。

引っ張られ続けると手首ではなく、首が痛くなります。

引っ張り(テンション)によって首の骨(頸椎)は歪まされる方向に持って行かれそうになります。

歪まない様に筋肉は固めます。

これが『首コリ』であり『肩こり』の発生メカニズムです!!

 

時として、腕のテンションだけでなく、頸部からの出ている神経は、内臓に向かったり、背骨を通して足先まで行きますので、肩の場合は問題範囲が広くなります。

※ちなみに腰は腕の問題もありますが(アナトミートレイン)殆どが脚もしくは内臓です。なので比較的簡単です。

 

背中の痛み、首コリ、肩こりはこうしたメカニズムによって起こります。

 

テンションとは引っ張られであり、緊張(硬くなる)であり、浮腫みであり、膨張であり、精神的問題です。

何が原因してるかは場面場面で変わりますが、それを特定でき、解除出来れば、楽になります。

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