末端
末端部の痛みと言うのは、意外とそこだけの痛みに留まらず、その神経ルート全体を緊張させる。
そうしてその神経ルートの緊張は、脊柱に入った瞬間から関連部位も緊張を起こし、クライアントはもう何が痛いのか?さえ分からないくらい全体が痛くなる。
故に、末端部の痛みを放っておいてはいけない。
末端部の痛み。
例えば、巻き爪・へバーデン結節などのホルモン系の病気・小指をタンスの角にぶつけた・魚の目・トゲが刺さる・・・
この程度でと思われがちだがその痛みは手(足)の動きを変にさせ、手首・前腕・肘の動きを狂わせ、次第に上腕・肩とやって来て、肩甲骨・背部へと上がって来る(足首・下腿・膝・大腿・股関節・腰・背面・・・)
小さな問題だと捉えがちで、もっと大きな部位(手首・肘・肩など)の問題で来られる方は多いが、よくよく観察すると末端部の問題がある場合は多く、そうした場合、治りが悪く、長期間痛みを抱えられていたり、痛みが複数個所ある場合が多い。
故に、肩で来られたとしても緊張が抜ける感覚が来る事は少なく、患部のみの治療を続けても効果がない。
末端部の問題は全体の問題となり得るので、たかが・・と軽んじず、肩の問題・腰の問題で来られたとしても教えて下さい。