運命の人
お化けと言う存在を肯定も否定も出来ない。
しかし、魂と言う世界は存在する。
存在しなければ【個】と言う概念が崩れる。
魂とは全体であり、魂を切り分けたのが『個』と言う生命。
神道ではそれを『分霊(わけみたま)』と言う。
魂(靈)と言う世界があり、その魂(靈)と言う世界のどこを切り取ったか?で、その人の個性が生れる。
魂(靈)の世界は広く、濃い部分、薄い部分、低い部分、高い部分などが存在する。
そう、煙の様に・・・
煙と言うモノに、「良い煙」、「悪い煙」と言うのが無い様に、煙は煙でしかない。
たまたま「匂いだけの煙」、「煙たく前の見えない煙」、「そう言えば煙たい気がする煙」などが存在するだけ。
煙は煙。
魂(靈)の世界も同じ。
全体があり、薄い・濃い・高い・低いなどがあるだけ。
良い悪いなど無い。
そのある部分が切り取られ、肉体と言う物質に入って行った時、『個』と言う概念が生れる。
「私」と「私以外」の「モノ」。
「私」と類似性を持った魂(靈)は同じ(似た)周波数(波)を放っているので、自然と引き寄せられる。
その中でもより強い波とが近づく。
運命の人(モノ)は必ず存在する。
出逢うべくして出会える。
出逢わないのは、波を探そうとしていないか?出逢っていても目移りしている。
同じ波は好きとか愛とかではなく、【一緒】。
別段、会話がなくとも普通で、思考が同じで、行動も同じ。
それをつまらないと感じるのは、余計な概念(創り上げられたモノ)によって勘違いを起こしている。
まぁその勘違いから魂(靈)は、『個』=『肉体を持とう』とソレを選んだ。
なのであながち間違いではない。
色んな事を選択したくて、身を以て体感したくてこの世に生れ出でた。
なかなか運命の人と出逢えないと思っている人は、普通で居れる人こそその人であると知ると面白いだろう。