自分が中心
最近、『自分軸』と言う話をする場面が多いです(笑)
たぶん、僕の中でヒット中なのでしょう(笑)
自分軸を間違えている人が多い。
例えば、誰かに振り回されているとする。
すると相手を非難したり毛嫌いしたりする自分が居る。
自分が正しく、相手が間違えているとする考え。
これは自分軸ではない。
相手軸。
相手軸が先で、私が後・・・
自分の思いとして『あ~、お金欲しいな~』とか、『なんか良い事ないかな~』も自分軸ではない。
自分以外(お金など何かの対象)軸。
こうして自分以外の軸で生きると、正直、しんどい。
振り回されるから。
”それ”を考えている自分がいるから、これを自分軸だと思っている人が多い。
違う。
自分以外軸があって、自分が居るだけ。
自分が後者。弱い側・・・
『私、それは違うと思う!』
『私は、こう思う(ちゃんと主張する)』
一見すると自分軸で生きている様に観える。
が、これは自分を貫き通そうとする【我】。
『我が強い』と言われるソレ。
【我】と【自分軸】は違う。
【我】は我だけ。
自分以外を別物だとする考え。
【自分軸】は、全体の中心が自分。
全部ありきで物事を捉える。
好き勝手ではない。
自分以外軸であったり、我であったりすると上手く行かない。
振り回されてヘトヘトになるか、周りから嫌われる。
多くの人がこれが自分軸だと思っている。
自分軸は全体の中心が自分。
なので色んな意見を含む。
自分と同じ意見、違う意見、考えも及ばなかった意見、自分でも悩んでいる意見・・・様々ある中で、【今】、【自分】がどれを【選ぶ】か?
全ての意見や対象が”ある”事を認めた上で、自分がどこをチョイスするか?が自分軸。
なので、自分が誰かの意見を否定して自分の意見を貫き通すとか、これしか無い!と決めて進むのではない。
それだと世界を狭くみてしまう。
自ら世界を小さくして軸を一方向だけにしてみてしまう。
から別方向からの矢印を受け入れられない。
全体の中心なら矢印がどう向いていようが選ぶのは自分。
『その考えもあるね」
『その考え、もっと詳しく教えて』
『あなたは何を見てるの?』
自分以外軸であったり、我であると自分の考えと違った時、言えなかったり、思い通りに行かずイライラしたりする。
自分軸は振り回される事でも我を貫き通す事でもなく、全体として受け入れ、自分が今、思っている事を選ぶだけ。
軸が外に出たり、全てをはねのける軸だと、最初は居心地が良いと感じるかもしれないが、次第にシンドクなる。
嫌になる。
自分が嫌いになる・・・
自分軸は全体の中心が自分。
良い王様とは、民の意見を聴き、最善を選ぶ。
日本神話の国譲り神話に『汝(な)が領(うしは)ける葦原の中つ国に、我(あ)が御子の知らさむ国と言よさしたまへり』とある。
これは『あなたが自分のモノだから何も言うな!としてる国は、皆んなで情報を共有する国だよ』と言っている。
そう。
あなたは独りの世界に居るのではなく、全体の世界の中に居り、全体の中で様々な考え、意見、出来事がある中から、今、どれを選ぶか?です。
相手を毛嫌いして排除する。
敵視する。
私(我)を貫き通す。ではないです。
全員を認める。
どうするのが最善策か?自分の意見も伝える。
十七条の憲法にも記載されている様に『和を以て貴しとなす』、つまり『みんなの意見を聞き最善を選べ』です。
自分の意見より他人の意見で考え行動する。
私を貫く。
これらをしているといつか疲れます。
自分が嫌になります。
自分軸を思い出して下さい。
あなたは世界の中心であり、全体の中に居る。
好き勝手生きて良いではなく、どれでも選べるです!!