腸腰筋
ぎっくり腰で治すのが難しいのは、前側に問題がある場合。
前側の代表が、腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)
腹側(腸の奥)にあり、太ももを持ち上げる役割をしている筋肉で、この筋肉は股関節の運動に関与するので、歩行痛・立ち上がり痛が起こり、立ったままとなると楽になります。
横隔膜とも筋膜で繋がる事から、呼吸でも動かされ、ヘルニア等にでもなっていれば痛みの波があります(脳脊髄液が関与しているパターンもあり)
腸腰筋が硬くなる原因には、立ち方、座り方の問題の他、食べ物の分解消化が関与します。
例えば、肉や脂質など分解消化に時間のかかるモノを食べ過ぎると、腸のある部分にソレがあり(溜まり)続ける事でそちら側がずっと重たい(もたれかかっている状態)となる為、無意識に姿勢が傾き、動き(動作)に制限が起こり、動きやすい側(背骨・筋肉)が動き過ぎ、ズレると言ったメカニズム。
こうなると戻すには時間(消化分解)がかかり、当然、消化分解が終わったとしても筋緊張(脳の記憶)はしばらく残るので、痛みは数日続きます。
整体で筋肉の位置を整え、骨を整える事で脳を一時的に強制的に戻す事で痛みは消失して行きますが、何分、指の届きにくいエリアで起こっている事なので、どちらにしても時間(日数)がかかります。
ギックリ腰を一回で治してくれるのが【整体】だと思われている方も多い様に思いますが、魔法ではありません。
状況状態で痛みが減る度合いは変わります。
ご自身が何の原因によってギックリ腰になったのか?
それは触ってみないと分かりません。