骨盤の歪み
腰痛の大半は骨盤の歪みから起こる。
骨盤は仙腸関節と恥骨結合からなり、恥骨結合は軟骨なので揺れ動くが、仙腸関節は不動関節なのでほぼ捻れる事はない。
なら、骨盤が歪むとはどう言う事なのだろう…?
骨盤には人体の中でも大きな可動域を有する股関節が存在し、股関節は臼(球)関節の為、全方向に動く。
その全方向に動く関節を殿筋・太ももを取り巻く筋肉で固定させている。
がしかし、直立二足歩行を選択した我々人類は、最も不安定な環境でこの身体を保持させている。
扁平足、巻き爪、魚の目、タコ、開張足、外反母趾、内反小趾etc様々な要因があっても我々は立て動ける。
それらは下腿筋・大腿筋に影響し、股関節(骨盤と大腿骨)の位置異常を引き起こす。
これが左右で起こるので、必然的に骨盤は捻れる…
イメージで骨盤自体が捻られるイメージを持たれるだろうが、そうではなく、骨盤の形はそのままで股関節の位置異常でバランスを崩す。
スーパーの買い物カゴの片方の柄を子供が持ち、もう片方を親が持つとカゴが傾き、子供の歩幅と親の歩調が違うので中の荷物がガサゴソ大きく動く、あのイメージで背骨は大きく動かざるを得なくなる。
こうして背骨が歪み、上半身の筋肉にも疲労が起こる…
腰痛はこうして起こる。