脳脊髄液の循環
脳脊髄液の循環は、第一次呼吸システムにより動かされる。
第一次呼吸システムとは、頭蓋骨・仙骨による動きで、その動きは不随運動で、一分間に10~14回のリズムとして頭蓋骨の拡張・収縮、仙骨の後傾・前傾の動きによる。
これらは脳脊髄液が脳内で分泌され、それが満たされ流れ落ち、また脳を満たし流れて行くを繰り返す動きとなる。
居眠りのコックリコックリは、髄液の循環により硬膜が緊張を起こし、反射として姿勢を戻す、硬膜の弛緩により頭が垂れる・・の動きだと考える。
また、腹痛や陣痛などの周期と言うのもおそらくこの脳脊髄液の循環によるものだと考える。
これらのリズムを整える事で生体リズムが整い、身体問題が軽減して行くのだと思っている。
よくクラニオセイクラルを起こっているとクライアントに不随意運動が見られる事がある。
これはクライアント本人が無意識に心地良いポジションに戻している動きだとされ、私自身も経験的にそれを何度となく体験しているので、おそらくこの動きが見られた時は良い反応だと思っている。
人によっては痙攣しているのか?!と思われるほど激しい不随意運動が見られるが、それらが落ち着いたのち、術後のスッキリ感や爽快感、身体的軽さを感じた時、クライアントは非常に喜ぶ。
クラニオセイクラルは色んな問題を解決してくれてテクニックだと思っているので、多くの方に知って欲しいと思う。
しかし、一般治療に於いてクラニオセイクラルを施すには時間が短すぎる。
故に、クラニオセイクラルを望む方は、事前に施術を望む事を訴えて欲しい。
また私が必要だと思った際には限られた時間内で行います。