股関節
股関節は、屈曲位にあると股関節を取り巻く靭帯は【全て】弛緩します。
屈曲位から更に内転が加わると、最も外れやすい姿位となります。
故に、女性のよく行うペチャンコ座り(正座の両下腿を外側に向け、お尻を床につけた座り方)は最も股関節が弱い状態だと言う事です。
更に言うと、座位で足を組んでいる姿位も股関節が弱い状態だと言う事になります。
ぎっくり腰になった経験のある方は思い出して下さい。
発症の殆どが、股関節軽度屈曲位だった事を!!
クシャミ
モノを拾おうとした時
モノを持ち上げようとした時
座った状態からの立ち上がり・・・
股関節が最も弱い(踏ん張りが効かない)状態の時のふとした動作で起こると言う事です。
腰痛対策として僕がよく勧める体操に、四頭筋(腸腰筋)を伸ばす動きがあります。
これは股関節伸展位となります。
股関節を伸展させ、股関節を強く締め上げる(靭帯がしっかりと締め上げるので、股関節伸展は10°しか行かない)。
僕らは立っている時、動く時、後ろに進む事はほぼありません。
目が前にあるからです。
前方へ進むので、股関節は基本、屈曲しやすくなってます。
加えて、座る。
なので股関節は緩む方ばかりを行っています。
股関節を締める動き。
これは大事だと考えます。