心身症
武尊選手がパニック障害とうつ病を告白され無期限休養を発表されました。
そりゃ肉体も相当なダメージがあるでしょうし、心理的ストレスも強烈だったでしょう。
しっかり休んで欲しいです。
心身症と言うのがあり、その名の通り、
心
身
に症状が出ると言うモノがあります。
お腹が痛いとか、耳鳴りがする、ヘルニアが治らないとか、四十肩が治らない、いつも何処かが痛いとか、生理痛が酷い・・・など、その症状だけを切り取って考えがちですが、違います。
心と身体はセットで考えないといけません。
つまり、ソレだけに注目して治そうとするから別の問題は解決されておらず、その別側を無意識に気にしているが故に、メインにも意識が向き、『まだ痛みがある』と気になってしまいます・・・
よくクライアントから『そんな事(心の問題・内臓の問題)が身体に関与するんですか?』と言われる事がありますが、あるに決まってます!!
だって、一つの身体でしょ!!
お腹が痛ければ前傾姿勢になります。
その姿勢で何かしてれば、そりゃ腰だって痛くなるでしょう。
脚だって怠くなるでしょう。
頭だって痛くなるでしょうし、気分だってそこに囚われ続けるので、外から『醤油取って』とか言われたらイライラするでしょう。
膝が痛くても同じです。
歩くたびに膝が痛い時に、乗りたかったバスに走って向かったのに、ギリギリで発車したら色んな感情が湧くでしょう。
身体が痛くても、心が痛くても、それらは単品で存在するのではなく、どちらにも影響が出ます。
女性は特に分かると思います。
生理痛の時の心と身体の状態が。
その時に外から何かを言われたら、イライラ度(痛み)は増すでしょう・・・
外からは観てる分にはそれらは知りえませんが、心身には相当な無理(ストレス)が掛かり続けてます。
それを見せない様に頑張ると、いずれ自律神経が乱れます。
交感神経優位タイプ
副交感神経優位タイプ
よく見られるのは交感神経優位タイプですが、副交感神経優位タイプの場合もあります。
副交感神経優位タイプとなるとうつ病になって行きます。
病院でヘルニアなどと診断され、なかなか痛みが取れない人がおられますが、これも同じです。
ヘルニアが痛い訳ではありません。
心に痛みが入っているので、そこを取り除かないと痛みは引きません。
痛みが中々取れない、精神的問題が長く続く人は両方に問題がある場合が多いです。
どちらも治療が必要ですが、どちらか片側だけしか気づいてない方が多いのが現状だと思います。
いつまで経っても変わらない、良くならないのは、対象が心と身体にあるんだと気づけば変わって行くと思います。
どちらかを無視してはいけません。
両方とも一つの身体です。