循環
想像して下さい。
川の流れが止まったところを…
川の流れが止まったら、どうなるでしょう?
イメージ出来ますか?
川には色んなモノが流れています。
葉っぱや小石、微生物や何かの卵、昆虫の死骸などが流れています。
流れが止まると、それらは沈みます。
下にそれらが蓄積し、上澄みが上へと分離してる光景が想像出来ますか?
流れが止まれば、水の中にあったモノは下に沈殿します。
これは人間の身体でも起こります。
僕らには重力がかかっているので、基本、全ては足側に落ちます。
「足(ふくらはぎ)は第二の心臓」と聞いた事がありますか?
足(ふくらはぎ)の筋肉が動く事で血液は上へと押し上げられてます。
あなたは歩いてるから足を使ってると思っていますね。
それは、裸足ですか?
凸凹道を歩いてるんですか?
違いますね。
靴を履いて、綺麗に舗装されたところを歩いてますね。
原始時代。
我々の祖先は木によじ登り、自らの身体を支える為に枝に必死で捕まっていました。
それぐらいの筋力が無ければ体重を支えられないからです。
そうして凹凸のある山の中、川の中、枝をバランスを取りながら移動していました。
おそらく江戸時代なんかも、草鞋を履いて凸凹のあぜ道などを通っていたんだと思います。
なのであの当時の筋力と、今の我々の筋力とでは大きく差がある筈です。
その弱り果てた筋力で、血を上に押し上げ様としています。
足指の第三関節も曲げられないのに、歩いてるから大丈夫!だと思っています。
先に言った様に、我々の血は重力と心拍により下に下がります。
弱り果てた足の筋力で血を押し上げ様にももうそれだけの力はないんです…
だから足に水(血)が溜まるんです…
これが浮腫みです。
そうして水(血)には様々な養分が溶込んでいます。
時に細胞の残骸なども。
その水(血)が足指の動きも無く、ほぼ歩きもしてなかったら淀みます。
そうして、沈殿が起こります。
この沈殿したモノが「セルライト(脂肪)」です。
水(血)が流れを止めた事により、沈殿(付着)したのです。
我々は移動手段を使う様になり、靴を履き、綺麗な平らな道(床)を移動する様になりました。
足場の悪い道を歩くのとは違い、バランスを取る為の筋力は必要なくなりました。
こうして足指の動きは出来なくなりました。
その筋力で血を上に押し上げ様としても、もうパワー不足なんです…
浮腫み、セルライト(脂肪)が付きやすいんです…
お腹も同じです。
食べたモノは下へと溜まります。
腹式呼吸が出来て無ければお腹の動きはほぼ反射の蠕動運動だけです。
腹式呼吸が出来ていれば、外からの外力(引っ込み、膨らませ)により内臓は強制的に動かされますが、内側の力(蠕動運動)だけでは溜まる一方です。
これが下腹部に水(栄養分をたっぷり含んだ血)が溜まり、沈殿したのがセルライト(脂肪)です。
下腹部のセルライト(脂肪)が取れにくいのはお腹を凹ませ、膨らませが出来てないからです。
結局、水(血)の循環が出来てないから、浮腫みやセルライト(脂肪)が付きやすくなったんです!!
水(血)を循環させましょう!
ちなみに、栄養素を含んだ水(血)が下腹や足に溜まるので、一番大切な所に行きにくくなりました。
脳です!
こうして認知症やパニック発作、うつ病、自己免疫疾患(免疫の誤作動)、アレルギー疾患が起こる様になったんです。
血をしっかり循環させましょう!!