巻き肩
巻き肩。
これは前傾で顎が前にでた状態で起こります。
猫背でパソコン作業などをするとそんな癖が付きます。
こういう人は、脇の下(前鋸筋)の発達が強くなり、逆に菱形筋(肩甲骨を引き寄せる筋肉)が弱くなります。
整体で胸郭を起こしても、結局は筋肉のバランス不正が起こっているので一時的に治す効果しかありません。
巻き肩を治す為には、前鋸筋を伸ばし、菱形筋を縮めさせないといけません。
座位、または立位で前習えをします(その際、手のひらは内側を向けて下さい。)
次に、肘を体幹よりも後ろに引きます(その際、手のひらは外を向けて下さい。)
肘を後ろに引く際には、出来るだけ脇を付けるイメージ(肘同士を近づける様に)して下さい。
これを毎日10回繰り返します。
別に回数は何回でもイイですが、毎日行って下さい。
毎日行う為に10回程度の簡単な数から始められると良いと思います。
加えて巻き肩の人に多い特徴として、反り腰があります。
腰が反る為に極端に胸郭が後ろに後弯する事で肩甲骨が前に出る・・・
なので反り腰対策も必要です。
あお向けに寝ます。
腰の下に手のひらを入れ、浮いた腰で手のひらを押す(しっかりと恥骨を前に出すように)
戻して、手のひらを押す。戻して、手のひらを押す・・・を10回繰り返します。
これも何回やっても良いですが、毎日やって下さい。
巻き肩は、見た目の問題(外見)もありますが、何より肩こり・首コリ・頭痛の原因ともなります。
ストレッチポールが有れば、上記の二つのトレーニングはどちらもポールの上で仰向けになって行えます。