基本的考え
健康的身体造りの基本的考えは、”脚(足)”だと思っています。
よく、『骨盤がしっかりすると』とか、『背骨のS字』とか、『環椎』とか言われますが、私は『脚(足)』です。
脚ではなく、『足』は、足首より下を指します。
足は脳から最も遠いエリアにあり、足先(指)を動かす為には神経が全身を通る事になります。
神経とはシナプス連結なので、足指を動かす為には電気信号はその他へ流れて行きませんが、それでも全身を通過し脳から最も離れた所へ信号が行きます。
電気信号はその他へ流れませんが、通っているのは間違いなく、つまり、【刺激】は全身を巡っている訳です。
もっと言うと、足指を動かすだけで全身が刺激される!って事です。
現代人は歩かなくなったと言われます。
高齢者が寝たきりになると、直ぐに呆けが始まるとされます。
それくらい足指に刺激が入らなくなると全身への刺激が入らなくなり、脳では足指を動かすエリアが小さくなり、また、全身を通過する過程で今まで足を動かす事で刺激が入っていたエリアも動きが少なくなるのでそのエリアを司っている脳エリアも萎縮が起こり、脳全体が小さくなり,痴呆が起こって行くのだと考えます。
加えて、あなたには小̪指に関節は3つありますか?
現代人の多くが関節が一つしかなく、小指の爪は人差し指の半分以下になっている人が増えていると言われます。
これは小指が退化して行ってる(進化とも言えるのかも・・・)現象だと言われます。
こうなると、足指でグーも出来ません。
経験的に、第二関節は良く曲がる人が多いですが、第三関節(MP関節)は多くの人が曲がりません。
手で言うと、指先しか曲がらず、握りしめる動作が出来ないくらい弱った筋力で自分の体重を支えている!って事です!!
と言う事は、膝・股関節・腰に問題が出て来てもおかしくない!!って事です!
ここ重要ですので理解しましょう!!
加えて、足首の緩さ。
自分の踵がどうなっているか?知らない人が多いですが、多くの人が脛の骨に対し踵の位置が違います。
つまり、立った時にはトンチンカンの位置に踵と脛があるって事で、この状態で動く事は、脚を変な動きをしていると言う事で、これまた膝・股関節・腰に影響が出ないわけがありません。
加えます!‼!
私たちは前に進みます。
後ろに目が無いので、後ろへは進みません。
よって前側の筋肉は鍛えなくとも鍛えられますが、後ろの筋肉は鍛えられません。
なのでお尻は必然的に下がってきます。
お尻は上体を引き起こす際の筋肉です。
お尻が弱れば背中の筋肉で上体を引き起こすことになります。
それが習慣化すると背中はカチカチになり慢性腰痛、慢性肩こりの原因となったり、ぎっくり腰などを引き起こしやすくなります。
また、カチカチの背中では、交感神経が通る(背骨)もカチカチになるので身体は戦闘モードとなり、疲れやすくなったりキレやすくなったりします。
精神疾患を持っている人の背中が硬いのもこうした事が原因です。
こうして下肢(脚)が弱れば様々な事が引き起こされます。
脳トレにも脚は重要です!
しっかり鍛えましょう!!)