命の恩人
何度となくある、命を救われた瞬間。
命とは大げさだが、振り返るとそこを無事に乗り越えられたから今がある。
今、健康に生活出来、遊べ、食べ、仕事が出来ている。
なので、オーバーではなく、本当に命を救われている。
一人の恩人の話・・・
今から約20年前。
僕が講師になった年。
勤めていた専門学校は、常時入学・常時卒業システムだった。
その年は、4月に入学生がどっと入った。
が、卒業生は輩出出来るものの、四月以降に入学者が一人も居なかった。
僕はその年の4月生と同時に講師となった。
講師は僕以外に非常勤講師がもう一人だけ。
事務員さんなども居ない。
なので、講師業以外にも、営業・広報など一人でしなければならなかった。
故に、生徒を取る・立派に育てる・就職させる=僕の責任となる。
夏を過ぎ、秋を過ぎ、冬になる頃には・僕はかなり焦っていた。
と言うより、恐怖を感じていた。
精神状態はかなりヤバかった・・・
11月の後半。
もう残すところ1か月。
僕はあまりの恐怖(不安)から、ある生徒に今の気持ちを打ち明けた。
その生徒は言った。
「自分はうつ病なんです。心療内科に行けば少しは楽になるかもしれませんよ。」
初めてその科を意識した瞬間だった。
心療内科。
自宅の近所を探し、見つけ、行く日にちを決めた。
行く日にちを決めたその数日後、一人の男性が現れた。
その人は学校説明会もなく突然やって来た。
「入学したい!」
その方は今でも交流がある。
今でも年一で当院へ顔を出して下さる。
僕にとっては命を救ってくれた人。
正直、その人がいなければ僕は心療内科に行ってた。
そうして薬を貰ったろう。
そうして、うつ病にさせられていただろう。
今日まで僕が薬も飲まず安定した精神状態でいれるのは、その方のお陰。
僕にはこうした人(機会)が沢山ある。
色んな人に護ってもらっている。
全てに感謝。
見えないものにも感謝。
僕らは独りで生きている訳ではない。
大勢の力があって、それらのお陰で成り立っている。
自分の世界に閉じ籠り、自分や世界を色眼鏡を掛けて観ている。
でも、それらにちゃんと感謝し自分を愛していれば、それらはちゃんと応えてくれる。
全てにありがとう。
これらも僕は自分の出来る事で精一杯尽くします!!
世の中に貢献します!!
愛を提供します♪♪
恩人たちが、僕を救ってくれている様に。