原発性アルドステロン症
≪原発性≫
他の病気の結果として引き起こったのではなく、その臓器自体の病変によって引き起こされる症状
≪アルドステロン≫
腎臓の上にある副腎でつくられ分泌されるホルモン。
ナトリウムを保持しさせ、カリウムを排出させる。
(覚え方として「塩、有るど!」)
≪原発性アルドステロン症≫
副腎からアルドステロンが勝手に分泌される事で、血中に塩が過剰に増えるので、それを薄める為に水が大量に必要になります。
結果、大量の血液で満たされる事になり、その大量の血液を循環させる為に心臓が無駄に働かないといけなくなります(高血圧)
高血圧が持続すると動脈硬化を起こし、脳卒中や虚血性心疾患、眼底出血などの原因となります。
腎臓での塩の再吸収が亢進し、代わりにカリウムの排出が進みます。
結果、重症の場合は低カリウム血症(血液中のカリウム濃度が非常に低い状態)が生じます。
こむら返りをしやすくなったり、筋肉痛の様な症状も起こりやすくなります。
薬により症状を抑える事は出来ますが、根治に至る事はない様です。
手術で取り除けば根治するようです。