傷だらけの青年
数年ぶりに来られたクライアントは傷だらけ。
何があったのか?聴くと、『猫にかぐられた』と。
『よほど猫に嫌われてるね(笑)』そう言うと、『メチャクチャかわいがってます!!撫でまくってるし!!』と。
愛情たっぷりが逆に猫にはウザく感じさせてるのか?
『猫の気持ちを考えながら撫でないとね~』と言うと、『僕が悪いんですか??』
いや、知らんけど(笑)
身体は硬く、姿勢は大きく歪んでいた。
それを整えながら施術を行っていた時に氣づいた。
【力が抜けない】
手の位置をこちらが変えようとしても力が入っているので曲げられないし、動かない・・・
『力が入り続けてるよ!』そう言っても『抜いてます』と。
その時、氣づいた。
猫に対しても力の抜けない手で撫でているから、猫にとってはとても愛情を感じる撫でられ方ではなく、とても硬く抑えつけられるような撫でられ方なんだろうと・・・
それを伝えた時、『僕が悪かったんだ・・・(;;)』
動物を通じて自分の状態を教えてもらえていたようだ。
愛情表現なども自信の状態が悪いと伝わるモノも悪くなる。
何故、嫌われるのか?
何故、虐められるのか?
何故、愛されないのか?
他人を責める前に、自分を見つめてみると観えなかったモノが見つかるかもしれない。
自分で氣づけない場合、他人から指摘される事を拾ってみる。
すると180°良い方へ向く事もあるだろう。
動物や植物、身の回りも物からもそうした事は教えられる。
決して人から氣づかされる事だけではない。