伝えると伝わる
お笑いの人は、話術で人を魅了する。
話術は、声のボリューム・トーン・抑揚を上手く使いこなす。
また、大事になって来るのは身振り手振り。
動きが入る事で話の箔が増す。
加えて、表情。
顔の表情が加わる事で更にこちらものめり込んで行く。
どんなにつまらない話であっても面白く出来るのは、高等技術。
ましてや、笑わせてくれると期待している人を笑わすのはかなり高度。
お笑いの人達は、どんなネタが転がっているか?を常にアンテナを張って情報収集している。
そうして拾った情報を如何にオーバーに話せるか?の技術によって面白おかしくする。
話を振られて、さっと笑わせるのはこれまた高等技術。
ある芸人は、話を振られた時に「更に話をややこしくさせる」と言う。
話しがややこしくなる事で、ちょっとの話の世界が一気に広がる。
広がると引き出しが増すので、そこからいくらでもネタが湧いて来ると言う。
僕らはお笑い芸人ではないので笑いを取る必要は無いが、人に自分の思いを伝えたい・興味を持ってもらいたいと言う場面が来た時には、声のトーンや抑揚、身振り手振り、表情は意識して使いたい。
話をわざと複雑化させる事で、苦手な分野の質問が来た時にも得意分野に持って行ける。
一方的にダラダラ話されると人って聞いてないが、興味を引くような話し方ってのは技術なので、そこは上手く使いたい。