人生のモード
スーパーウルトラハードモードを体験し続けた人とは、イージーモードを提供され、人生を楽に楽しく生きれる環境を与えられても、ある日「つまんね〜な…」って思い始めて、「こんな楽な人生でイイのか?」、「最期の瞬間、この身を本当に使い切れたと言えるのか?」そう考えて、スーパーハードモードに戻ろうとするとか。
僕もホテルマン時代、あまりの楽さに「人間、ダメになる!」そう思って10年勤めたホテルを辞めた。
正直、今でも思う。
「サラリーマンが楽でイイ!!」
管理・企画・総務・経理・営業・サービス・清掃・用務など全てをする必要もなく、与えられた仕事をやりさえすれば良く、責任を全て負う事もない。
休んでもお金がもらえて、ボーナスだって、退職金だってある。
決まった回数休みがあって、助けてくれる人も居る。
がしかし、僕はもう一度サラリーマンのぬるま湯に浸かりたいとは思わない。
しんどさで言ったら今の方がスーパーハードだけど、今の方がイイ!!
サラリーマンだったら、最期の瞬間に「この身を使い切れたか?」と自問したら「NO!!」と答えるだろう。
僕はスーパーハードモードに居るから、イージーモードではもう刺激が弱過ぎて耐えられない(笑)
「隣の芝生は青い」と言う様に、自分に無いモノって魅力的に観える。
がしかし、隣を体験してみると「今までの方がイイやっ!!」って氣づき、戻りたくなる。
「高額当選者は人生がダメになる」と言うけど、自分がそのポジションに行けて無ければ、勝手に自分で元に戻そうと、ダメ人間になって行くんだろう。
「お金が有ればもっと楽な生活が出来る!」
そんな風に思うかもしれない。
が、得れるお金が増えた所で出て行くお金も増えるので、結果、変わらない。
「時間が有れば旅行に行くのに!」
そう思うかもしれない。
でも、旅行に行き続けてたら「もうちょっと働きたいな」と思い出す。
「今のモードから抜け出したい!!」
そんな風に思ってるかもしれない。
が、急激な変化はホメオスタシスが作動し、元のままがイイ!と思い出し、勝手に元に戻る様になっている。
抜け出す為には、結局、なりたい方へコツコツと進むしかない。
今、出来る事にとにかく一生懸命取り組む。
先に進んでる様に感じにくいかもしれない。
が、一年経ったら分かる。
自分の成長が。
結局、地道に積み重ねるしかない。