不足の補い
不足は、”そのもの”で補いたい場合と、”代用品”で補いたい場合とがある。
結局、僕らは無い状態を嫌い、穴埋めしたい。
どうしても食べたくなる時がある。
しょっぱい物。
しょっぱい物が欲しい時は、身体の中のミネラルが不足しているからだと言う。
ミネラル不足は神経伝達が上手く行かなくなる。
力が入りにくくなり思考も鈍くなる。
身体は無意識でミネラル不足を補いたくなり、しょっぱい物を欲する様になる。
塩辛い物が好き、食べたい欲求が出て来た時には、身体がそう言う状態にある事を意味する。
甘い物。
甘い物を欲するのは、砂糖の麻薬作用の場合もあるが、タンパク質不足を補う為にとも言われる。
タンパク質は筋肉等身体を構成する為に絶対に必要なモノ。
タンパク質と糖質は全く異なるが、糖質は神経の栄養源となり、糖質が入って来なければ身体は筋肉を破壊し糖を作り出す。
糖が入って来なければ筋肉はどんどん破壊され細くなる。
筋肉が破壊されると筋力は無くなり動くのが難しくなり、更に動かなくなる。
筋肉が減ると熱エネルギーの産生が出来ないので冷たくなる。
冷たくなると血液から染み出た養分は冷え固まる。
こうして脂肪・セルライトが付いて行く・・・
脳は栄養をずっと欲するので栄養源(糖)が欲しいので、甘い物を欲する。
辛い物。
辛い物、つまり刺激物。
刺激により身体(心)の中にあるモノを発散させたい。
身体(心)にあるモノ。
要は、ストレス。
刺激物を欲する時は、無意識に発散をしたい訳で。
酸っぱい物。
酸っぱい物、つまり、酸。
人体で酸と言えば、胃酸が思いつく。
酸(酸っぱい物)が欲しい時は胃が疲れている可能性がある。
その他、ジャンクフードが無性に食べたい時はカリウム不足、炭酸飲料が飲みたい時はカルシウム不足などがある。
僕らは不足をどうにかして埋めたい。
無性にそれを欲している時、その背景にはそれに通じるモノが不足している可能性が高い。
そう言えば、細菌・ウイルスは、生物の中に入り込んだ際、自分たちが生き残るために宿主を勝手に動かすと言う。
風邪を引いた者が無性に人の多い所へ行きたがるなど。
身体が欲する不足とは別に、こうした生命体によっても僕らの思考はコントロールされている。