フラクチャー
やって来られたクライアントは島根から。
島根からって言っても、常連さんなので特別な訳ではないです。
で、今回の症状。
『fracture of the Coccyx』= 尾骨骨折
そもそも、Coccyx=尾骨は触る事がほぼないし、それのfracture=骨折となると、病院でも湿布治療か電気治療くらいしかない。
うちにも過去、尾骨骨折に対する後療依頼は何度かある。
骨折の治癒過程とは、血液が患部を包み込み、骨芽細胞が骨形成を行い、カルシウムなどが付着し硬くなり、最終的に綺麗に形成され治って行く。
結局は、血を集めないといけないのと、骨にも刺激が入らないと活性化しない。
しかし、あまり集まり過ぎると炎症症状により痛みを伴うし、骨刺激は強すぎると骨膜が動くので激痛となる。
その辺は計算して治療を進めていかないといけない。
手技療法では、振戦は最も効果的だと考える。
あと、殿筋トレーニング。
大殿筋などの筋肉は仙骨から尾骨にかけ起始部を持つため、殿筋が作用すれば必然的に骨刺激が入る。
当然、痛ければその動きは制限しなければならないが、痛みの起こらない範囲であれば殿筋は動かした方がイイ。
あとはテラヘルツ。
これもほぼ触れないエリアには効果的だと考える。
まぁ尾骨の場合、座ったり寝返りした時に当たるので、当たらない様な対策も日常的に必要ですね。