ビリビリ来る人

言わずもがな。

僕らが動けているのは脳があるから。

脳と言うか、神経があるから。

神経。

つまり、電気信号。

 

細胞が活動する為には”震え”が必要で、その”震え”によって動かされる。

震えの発動は、ナトリウムとカリウムの入れ替わりにより発生し、それらイオンの入れ替わり時に発生する電位差による。

電位差は細胞をぐるりと一周し、神経細胞の様に長い枝(樹状突起や軸索)に広がって行く。

神経終末部を震わせた際には、神経末端部から様々な物質が出る様になっており、その物質が次の神経の樹状突起の先端(受容体)にくっ付いた時に次の神経細胞は同様に震え始めそれを軸索へと流して行く。

 

これら一連の電気の流れは小さな振動として細胞を揺する。

ビリビリと広がって行く。

 

感覚の鋭い人ならお分かりだろうが、電気のコードを触っていてスイッチを入れると何となくビリビリが伝わって来る。

電磁波測定器で計測するとスイッチが入った瞬間に辺りに電磁波が測定できる様に、それは触診でも伝わる。

高圧電線工事で、手を近づけると電流がバチバチと流れて来る動画を観られた事があるかもしれない。まさにあの感じで電気の流れているコードを触ると電流が流れている感覚が伝わる。

 

全員が全員そうではないが、クラニオセイクラムを長年やっていると、手がビリビリ来る人ってのが居る事に気づく。

それは身体も同様に感じる事がある。

神経痛を訴える方の施術でもそれは確認出来る事がある。

しかし、どちらかと言うと、神経痛を訴える人よりも、脳が過活動している人によく見受けられる。

 

脳が過活動している人にはいくつかタイプがあり、感受性が豊かな人・アレコレ考え続けている人などある。

当然、これらの複合の方も居られ、左脳優位・右脳優位・身体感覚優位・視覚優位・聴覚優位などで過活動ポイントが異なる。

 

活動電位はその勢いや状態によってビリビリ圧が異なる。

時にそれは色として見える。

おそらくそれを世間ではオーラと呼ぶのだろう。

また、脳のある領域に意識を集中させる事で関連部位に電気信号を大量に流し、それを放電する方法。これを気功と呼ぶのだろう。

なので僕は、これらを摩訶不思議・スピリチャルだとは捉えておらず、当たり前の現象だと理解している。

 

いずれにせよ、触ってビリビリ来る人と言うのは過剰電氣が発生しているので、それらを静めないといけない。

静めないと、映画で電気ショックを流した人が手足を硬直させるシーンがあるが、あの状態となり、力が抜けなくなり疲れやすくなる。

力が抜けないのでケガをしやすくなる。

力が抜けないので血管も緊張し、血流を阻害する。

血流阻害は、ケガを治りにくくさせ、病気を治りににくくし、はたまた免疫力を落させ病気を生む。

良い事は無いので、静めないといけない。

 

電気信号が過剰な場合、代謝が盛んになり痩せやすくもなるかもしれないが、ずっと活動しつづけている状態なのでイライラしやすかったり、免疫過剰は自己を傷つける事に繋がると考える。

強制的に、定期的にスイッチをオフにさせる事も大事じゃないかと考える。

 

あと、ふと思ったが、代謝が盛んになると言う事は毛根細胞において刺激が入るので良い事だと思うが、頭皮が興奮して硬くなるので毛は生えにくくなるのでは??

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