パニック障害

先に答えだけ言います。

『パニック障害を治すのは簡単』

簡単なのだが、パニック障害を抱えておられる方は独自の考えを貫き通そうとされるので、時間がかかる。

しかし、もう一度言うが、『パニック障害を治すのは簡単』

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ある思考を持てば、身体はその準備に入る。

 

例えば、箸を持とうする。

動作を行うゼロコンマ数秒前には「箸を持とう」と言う信号が指にまで届いている。

僕らの身体は脳が信号を発しているからその行動を取る。

脳から身体の一部に信号が届くまでにゼロコンマ数秒かかる。

 

武術をやっていると、相手が何かしらしようとするそのゼロコンマ数秒前に何をしようとしているか?が分かる様になってくる。

 

思考が生れ、身体にその信号が通る通り道に『脊髄」がある。

つまり、背骨。

 

その背骨は、脳から信号が送られるたびに『パキっ!』と硬くなる。

イメージして欲しいのが、ホース。

水の流れていないホースはグニャグニャだが、ひとたび水が通ると『パキっ!』と硬くなるあんな感じ。

 

思考が生れた段階で、背骨は『パキっ』と硬くなる。

背骨には、自律神経がある。

交感神経。

 

背骨が『パキっ』となるたびに、交感神経が作動する。

交感神経が作動するから僕らは動作がスムーズに出来る。

副交感神経優位状態、つまり、寝起きにダッシュは無理だと言うので、ご理解頂けるかな??

 

思考した段階で、背骨は毎度『パキっ』となり、交感神経が作動している。

交感神経は戦闘モードにさせる神経なので、常に周りに敵がいないか?目を光らせている。

なので、自分に攻撃を仕掛けてくる相手だと認識した段階で、防御に入る!!

 

これが『イラつき』のメカニズム。

 

常に交感神経優位だと、リラックス出来る環境にない。

身体は疲れ、『はぁ‥』と一息つきたい。

これが一瞬で切り替わる時がある。

『はっ!!』

この『はっ』と一瞬で切り替わった状態が、パニック発作が起こるメカニズム!!

 

つまり、ずっと思考しているが為に脊髄に信号が送り続けられ、交感神経に常に刺激が入り続け、交感神経が昂り過ぎて、脳が急に副交感神経に切り替えた時に起こる。

断薬や食事などと言われるそれも大事と考えるが、運動の方が思考が止まるのでそちらを薦める。

加えて、一番変えないといけないのは、思考だと考える!!

つまり、キャラクターを変える。

 

多くパニック障害の方を診てきたが、共通するのは同じキャラクター。

拘りが強く、頑なに自分の考えを変えない。

自分が正しいと思った事を貫き通すそれはとても良いと思うが、それ故、交感神経がずっと作動してしまっている・・・

 

キャラクターを変えるのは簡単。

一緒に取り組みましょう。

 

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