ストレッチ
僕は運動の為のストレッチを推奨していません。
全否定している訳ではなく、筋温がたかまってからのストレッチは良いと思ってます。
しかし、筋温が高くなっていないのにもかかわらず、健康の為、運動不足の為、痛み解消の為、凝り解消の為にストレッチをする事を勧めません。
何故なら、伸ばしたいところが伸びず、伸びやすい所が伸びるから。
そうなるとケガしやすくなったり、逆に痛める原因となるからです。
昨日来られた方は股関節の詰まりを訴えられ、それをほぐしたいからと股関節のストレッチ後から腰痛になったと言う方。
上記の説明をした後に、例え話をしました。
これは皆さんにも分かってもらえるかと思ってシェアします。
筋肉が凝った状態や詰まっている感があると言う事は、その中では流れが起こっていない事を意味します。
要は、老廃物が溜まっている状態。
スポンジを洗う時に、伸ばさないですよね?
握って中のモノを絞り出して、広げて水を吸わせて、絞って中のモノを排泄させて、広げて水を吸わせて・・・を繰り返しますね?
あれと同じで、筋肉が詰まっている状態は老廃物が溜まってます。
筋肉を絞って、緩めて、絞って、緩めて・・をする事で老廃物が流れ出るのです。
絞って、緩めては、動かすって事です。
伸ばすではないです。
筋肉を収縮させる事で絞り出す。
筋肉を緩める事で血液が入って来る。
筋肉を収縮させて絞り出す。
筋肉を緩めて血液を入れる。
これを繰り返す。
その事で老廃物は流れます。
なので、ストレッチよりラジオ体操的な動きであったり、スクワットするとか、関節をグルグル回すとか・・・筋肉の収縮と緩めるを繰り返した方が絶対に早いです。
ストローを思い出して下さい。
ストローを引き延ばすと、径は薄く細くなりますよね?
血管も同じで、ストレッチをすれば引き延ばされ径は細く薄っぺらくなります。
すると老廃物は余計に流れません。
血管を強制的に動かすのです!縮める・緩める・縮める・緩める・・・
こうする事で血流も流れます。
クライアントは術後、動きやすくなった股関節、痛みの減った腰に驚かれ、感動されました。
伸ばす事は先にも書いたように筋温が高まっているなら良いと思います。
例えば、運動後。
例えば、ほぐし後。
例えば、入浴後。
それなら僕も良いと考えますが、ほぐしたい・痛みを取りたい目的では余計に痛めたりします。
そう思うなら関節を動かす。
こちらを推奨します!!