クラニオセイクラム(頭蓋仙骨療法)について
私たちの身体は血液循環により生かされています。
これを心臓の役割だと思っている方が多いです。
確かに心臓は血液を送り出す器官として最も重要です。
が、多くの人が勘違いをしているのは、心臓は血液を送り出す器官であって、血液を回収する器官ではない(弱い)と言う事をしりません。
全部、心臓がやっていると思っています。
血液を心臓に戻すのは、一つは見えない力です。
それが重力。
頭に上がった血液は、重力の力によって心臓へ戻ります。
では、足先へ送られた血液は?
それを心臓へ戻すのは、筋ポンプです。
ふくらはぎは、”第二の心臓”と呼ばれるように、この筋肉の収縮によって血液は重力に逆らって上へ上がります。
また、その力だけでは押し上げれないので、体とは不思議なモノでそれを補うように作られています。
それは、”静脈の弁”です。
静脈に弁がある事で、血液は一旦、そこで止まる事が出来るので、重力が掛かっても下へ落ちる事は無く、筋ポンプによる収縮力はそのまま上へ上へと押し上げられます。
ここで、私たちは忘れていますが、人体にはもう一つ大きなポンプが存在します。
そのポンプのお陰で下へ下がったものは上へ押し上げられます。
それが、
”呼吸”です!!
腹式呼吸です!!
お腹の膨らむ・引っ込む・膨らむ・引っ込む・・・
このポンプ作用により、足側へ溜まった血液を吸い上げる事をしてくれています!!
腹式呼吸が行われると、お腹も動きますが、連動して骨盤も動きます。
胸(胸郭)も動きますので、連動して背骨が動きます。
骨盤と背骨が動くと、その頂上に位置する頭蓋骨が動きます!
こうして仙骨(骨盤)と頭蓋骨、それを繋ぐホース(背骨)が動く事で、脊髄は柔軟性を保て、また、脊柱管内(くも膜下腔内)に存在するCSF(脳脊髄液)は循環出来ているのです!!
皆さんは、頭蓋調整をすれば全てが変わると思っているかもしれません。
それはあくまで、頭蓋骨と骨盤、背骨を動きやすくしただけなので、いつも言いますがそれだけでは『自然治癒力』は作動しません。
皆さんが、それらを受け、どう心がけて行くか?
どう指導して行くか?
です・・・
何が必要か?分かりましたか??
私がクラニアルをした後に伝える指導を重要視してますか??
変化が出ていない!
クラニアルを通い続けても変わらない!!
そう感じておられる方がもし居られれば、何のために数回通ってもらったか?意味を理解しておられません・・・
私は毎度、補足として説明しています。
こうしてブログでも補足説明をしています。
もう一度しっかりブログを読み返し、何を気を付けなければならないか?
探し出して下さい。
変わらないと思っているのは、あなただけで、私は変われる!としか思っていません。