意識を向ける

クライアントには数か月前に足トレを指導しました。

 

施術をしていて脚に筋力は付いた気がしますが、脚に意識が無い・・・そんな感じを受けました。

それを伝えても、クライアントはトレーニングしてたら脚が疲れるのは感じるので、意味が分からない様でした。

 

腰を触ると腰にも意識がありません。

しかし、腰痛は酷いとか・・・

 

ここである例え話をしました。

『暴走族の子が、何故、暴走族になるか?知ってますか?

親が自分を見てくれないからです。

親からすると”洗濯してあげている!”、”ご飯を作ってあげている!”、”家に住まわせてあげている!”、”服をたたんであげている!”そう思ってるかもしれませんが、当の本人は違うのです。

ちゃんと自分を見てくれている感覚が無い。

話をしても「今は忙しいから」とか「後で聞いてあげる」とか、そうやって向き合ってくれない事が積み重なって、自分の話を聴いてくれる人達(暴走族メンバー)に居場所を見つける。

そうして爆音を鳴らす事で必死に自分の存在をアピールする。「俺、今、ココに居るぞ!!」って。

そうして警察が追いかけてくれると、ようやく自分の存在を認めてくれる存在が現れたと感じる・・・

爆音とは自己アピールで、それは痛みも同じで、痛い時だけ腰に意識を向けるのではなく、普段から腰に意識を向けていると腰は自分の存在をアピールする必要が無くなるので痛みを訴えて来る事は無くなります』

そんな話をしていると、腰が自己アピールをして来始めました。(当然、クライアントは気づきません)

しかし、そのアピールが終わった後、赤ちゃんが大泣きをして抱っこされた後に落ち着くのと同じように、先ほどまで痛みを訴えていた腰は私の手の中で落ち着き、スヤスヤ眠りに落ちた感覚がありました。

ここで動いてもらいました。

すると『おぉ?!何だこれ???』そう言って腰をブンブンと動かしておられました(笑)

『全く痛くない!!何ですか?これ???』

 

私は大笑い(笑)

 

ちゃんと意識を向けてあげると痛みは主調しなくなります。

普段から、身体に意識を向ける事とで暴走族の子の様に爆音(激痛)で自分の存在を主張してくる事は無くなります。

 

マッサージとは、ただの慰安とか痛みの軽減とかに使うのではなく、自分の身体の存在を自分が認識(認める)させる方法です。

またには自分に向き合って下さい。

大切な事です。

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