徳を積む

徳を積むとは、善い行いをして目には見えない世界に徳を貯めていくものと思われてる方が多いと思います。

例えば、

・寄付をする

困っている人を助ける

汚れている場所の掃除をする

これらの行動を心がける事で徳が積めると思われてると思います。

 

そもそもこの考えが出来たのは、闇(陰)側があったからこう言う考えが生れました。

 

闇(陰)とは殺人とか強盗とか強姦とか・・・

現在は、犯罪を犯した場合、ネットで直に顔が割れてしまうので、逃げおおせる事は難しくなりましたが、情報網が発達する前、例えば江戸時代とかであれば、人相書きくらいしか無かったです。

もっと前で言うと、戦国時代などは誰がどう裏切るか?どこに間者がいるのか?全く分らなかったので、常に人を疑っていました。

機密文書を運ぶ際など、どこに待ち伏せが居るか?すれ違う人はどうなのか?常に警戒しながら運んでいたわけです。

 

そうしていざ決闘などが始まった際には、相手の能力や武器、人数や開始時間、場所が全く分かりません。

常に警戒していなければならなかったのです。

 

あなたが街に出た時、めちゃくちゃ警戒して歩いてる人を見たら、どう思いますか?

あからさまに変でしょ?

異常でしょ??

 

そこで重要になるのが、警戒されない存在になる事。

戦いを挑まれない様にする存在になる事。

普通の状態で相手の懐に入り込める状態である事!!

 

ここが重要なんですね!!

 

相手から『ん?』とか、強烈な印象が付けば存在が記憶されますね。

なので、そうならない様にしなければならない。

 

しかし、一方で、礼儀正しかったらどうでしょう?

優しさをもって接していたらどうでしょう?

皆に対して、気遣いや思いやりをもって接していたらどうでしょう??

 

たぶん、印象が付いたとしても、そんな人が困っていたら助けてあげようと思いませんか?

 

つまり、『徳を積む』とは目的は達成出来、かつ、皆に支えてもらえる存在になる事です!!

 

皆に支えてもらえる存在になる!

ここはとても重要です!!

 

皆に支えてもらえる存在は、無敵ですね!

 

私達は徳を積むとなれば善い行いをすれば良いと思っています。

それだけでは『良い恰好しい』に見られたり、『目上の人(異性)を意識し過ぎ』と見られたりもします。

無敵になる為には全員に守ってもらえ、助けてもらえる存在である事が大事です!!

 

敵を作らず、嫌われない為に、皆に平等に接し、かつ、自分の目的も遂行する。

そんな生き方を心がける。

 

そうしてちょっと視点を変えますが、徳のある人とはスーパーネガティブな人です。

どういう事かと言うと、人を見ると犯される、盗まれる、傷つける、叩かれる、返事をしない、不愛想などと最初に思って接していると、相手の良い所を見つけた時に、『自分の思っていた人と違う』と受け取れます。

そうしてスーパーネガティブから人を見続けていると、『皆、そんなに悪い人達ではない』事に氣づきます。

そこに氣づく生き方をする。

 

誰かの欠点や嫌な事を指摘するのではなく、良い所を探す習慣を付ける。

そうしていると『德』とは自然と身に付きます。

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