師匠のブログより

 

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皆さんはご自身の安静時の心拍数は把握されていますか? 私はよく計測しています。  だいたい調子のいい時は1分間に67位ですね。70を切っています。 心身共に落ち着いている穏やかな状態ですね。

少し疲れがたまってシャキッとしないな・・・というときは、60を切ったりします。

呼吸量を自宅で計測することはなかなかやっかいですが、呼吸量が多いか・・・少ないか・・・つまり酸素と二酸化炭素の出入りをアバウトに確認できるのが1分間の心拍数です。

心拍数が多いと、呼吸量も多い。 少ないと呼吸量も少ない。
と、考えられます。 これは健康と老化と寿命を考えるうえでとても重要な気づきを与えてくれます。

例えばガンの患者さん。 肺腺がんや膵臓がん・咽頭がん・乳がんなどの患者さんは、比較的1分間の心拍数が多い方をよく見かけます。

病状が進んできて、余命が宣告される・・・いかんともしがたい状況にある方は、1分間の心拍数が100を超える方もいらっしゃいます。

どうして安静時の心拍数がそんなに上がるのでしょうか?

ガン細胞は増殖が激しく、通常の細胞の4倍から10倍以上の細胞代謝が行われていると言います。  細胞が最もエネルギーを必要とするときは、細胞が分裂している時です。

したがって、命が危ぶまれるほどのガン細胞増殖が活発になっている時は、細胞代謝も活発に行われています。

細胞の代謝測定は・・・・
①酸素消費量
②栄養消費量
で、あらわされます。

つまり心拍数が多いという事は、細胞の代謝が活発に行われていて酸素もそれだけ多く取り込まれている事が伺えます。

生物学ではおなじみの考え方ですが、「生物の寿命」を考えるときに心拍数に比例して寿命が決定される。 というものです。

ハツカネズミは体重は20グラムそこそこしかないのに、一日に食べる量は、体重の3分の1から4分の1という大量の食糧を身体に入れていて、心拍数は1分間に600回!!。 寿命は2年から3年です。  つまりそれだけ細胞の代謝が活発に行われているという事になります。

60キロの体重のある人間でしたら、一日に20キロ前後の食べ物を口にするというすごい量です。

一方・・・ゾウはどうかというと、ハツカネズミと比較にならないほど大きいですね。 体重は5トン!! 1分間の心拍数は30回。 寿命は80年から100年だと言われています。

大体動物は、大きくなるにつれて心拍数が少なくなり、寿命も長くなります。 大きい動物は細胞の数も多い。 小さな動物は細胞の数も少ない。

ゾウとミズミの場合には、細胞1つを養うのに、栄養物の量で計算すると、ゾウはミズミの20分の1の栄養と酸素でいいそうです。

体内の細胞が消費する酸素が減れば、呼吸量が少なくて済む。
心臓の鼓動・・・すなわち心拍数も少なくなる。

心拍数が少なくなると老化の速度が遅くなり寿命が延びる・・・という事になります。

ゾウとネズミでは、身体を構成する細胞の代謝量で考えると、一生かけて代謝する量(酸素と栄養)は、ほぼ同じだそうです。

ネズミは、それを2.3年で代謝してしまいますが、ゾウは、節約して代謝している。

つまり細胞の代謝活動が活発だと寿命は短くなる。
細胞の代謝活動が緩やかだと寿命は延びるという事です。

細胞の代謝量は酸素と栄養消費量で表されますから、呼吸はゆったりとした穏やかな呼吸が寿命を延ばす。
逆に・・・吸う息が目立ちハアハアとせかしなく呼吸を安静時にまで行っていると、寿命が縮む体質であるという事です。

昔からの言葉に「長息(ながいき)は、長生きに通ず」という教えがございます。  世の中を見渡すと・・・小手先の健康法がとても多いですね。
これが出てきたら・・・次をこれ!!  という風に次から次へと登場してくる。 中には・・・さして重要ではないものが、世の中のブームになったりしている。

そんなことより、まず呼吸を穏やかにすることが根源的健康法です。 食事内容も…運動法も・・・心の療法も・・・・すべて呼吸が穏やかになることを選択すればいい。
しかし・・・微妙な呼吸の具合を認識できる方は少ないでしょう。
残念ですが、呼吸と共に今がある・・・という方は少ないものです。

そのあたりのご相談があれば、是非こちらにいらしてください。

呼吸を穏やかにする健康法が真に自分の人生を長く豊かにしてくれることでしょう。二酸化炭素の排出量も減り、地球温暖化に・・・少し役立つかもしれません。