脳脊髄液の大事さ
脳脊髄液とは、脳と脊髄へ栄養を送る水です。
脳と脊髄(中枢神経)は、血液から栄養補給は出来ません。
例えば、インフルエンザなどに罹った時、血液中にウイルスが入り込み、それが脳へ流れ、脳がインフルエンザに罹ってしまうと身体に大問題を引き起こすからです。
(赤ちゃんの頃は血液脳関門の発達がまだだと言われてるので、赤ちゃんの栄養はそのまま脳に影響すると言われます)
脳脊髄液はその他、脳を保護する役割があります。
硬い頭蓋骨の中に柔らかい脳みそがありますが、水がなければ脳みそは頭を叩かれるたびにモロに影響をうけてしまう・・・
頭を強くぶつけた時には、グチャグチャになってしまいます・・・
(脳挫傷と言う言葉がありますが、挫傷と言うのは『傷ついた』と言う事なので、脳が傷ついた事を意味し、この場合、身体的な後遺症が残る可能性があります)
脳みそが頭蓋骨にブツからない様に水が衝撃を吸収しています。
それから、神経伝達と言うのは電気信号なので、水は電気を通すので、脳脊髄液がある事で神経伝達がスムーズになります。
これが脳脊髄液の役割です。
脳脊髄液は脳みそ内で作られ、脳と骨の間に排泄され循環しています。
教科書的には頭蓋骨頂上にある硬膜静脈洞に入り込み、静脈へ流れ、心臓へ流されるとなってますが、カイロプラクティック宮野博隆DCの仮説によれば『末梢神経鞘から脳脊髄液は排出されている』とされます。
よって身体浮腫みは脳脊髄液排泄環境下にはなく、頭蓋骨内に脳脊髄液は溜まると予測されます。
脳脊髄液の循環には、頭蓋骨運動及び、骨盤運動、加えて脊柱運動が関与していると言われ、その運動は呼吸の動きとも連動しているけれども、その動きとは異なる独自のリズムが存在し、それが第一次呼吸システムと呼ばれるリズムとなります。
この動きにより脳脊髄液は循環していますが、呼吸のリズムは身体に強く影響しますので、呼吸リズムの狂いは脳脊髄液循環リズムを狂わせます。
加えて、血液循環にとって最も大切なのが筋ポンプです。
先に上げた、末梢神経鞘から脳脊髄液の排泄がなされてる仮説が正しいとするならば、下肢及び、末梢部の浮腫みが存在すれば、血液循環は疎かとなり、静脈血は末梢部に溜る事となり、末梢部へと排泄されるべき脳脊髄液は排泄箇所を塞がれている為に逆流(溜まる)が起き、骨を内から押し広げてでもその水圧を分散させようとしますが、硬い骨を押し広げるよりも、中に有る柔らかい神経(脳)を潰して水のスペースを確保する方が理にかなっています。
よって脳は小さくなり、情報の発信及び収集力は低下します。
つまり、呼吸と筋運動は脳脊髄液を正しく循環させる為にはとても重要だと言う事を意味し、これらの停滞及び乱れは脳へかなり影響を及ぼす事を意味します。
乱れた呼吸にならない為の心の状態。
適度な運動。
脳脊髄液をしっかりと循環させる為に、けやき整骨院のパーソナルトレーニングを受けましょう。