むくみ
むくみには幾つか原因がありますが、ここでは私の考える原因をお伝えします。
ご批判等もあるかと思いますが、そこはあなたの広い心で受け止めて下さい。
私達の身体にある水は塩分濃度が0.9%と決まっています。
濃くても薄くてもこの身体が生きていけなくなっています。
食べ物や薬、サプリメント、その他、過剰な筋運動などをすると体内の水の濃度が変わります。
過剰な筋運動により変わるのは、筋細胞が破壊されたり、筋肉の付着部である骨(骨膜)が引っ張られる事によりその中にあったモノが血液中に出てしまうからです。
こうして血液(血しょう=水)の濃度が変わり、その変わってしまった水が全身の細胞(60兆個)に運ばれます。
すると、細胞はその水によって酸素補給や栄養補給をしますので、必然的に細胞内の濃度が変わります。
濃度が濃くなるわけです。
先に言いました様に、私たちの身体にある水の濃度は0.9%でなければなりません。
細胞が例えば1%の濃度に変わったとしたら、生きていけませんので0.9%に薄めようとします。
細胞が水をドンドン取り込んで、0.9%に薄めようとします。
しかし、水の濃度が1%だと幾ら水を取り込んでも薄まりませんので、ドンドンと取り込んで行きます。
やっと0.9%まで薄まった時には、細胞は膨らんだ風船状態です!
これが全身の細胞(60兆個)で起こる訳です!!
そりゃ、浮腫むでしょ!!!
全身の細胞が浮腫めば、ある事が起こります。
それは、内臓には腹腔と言うスペースがありますが、そこに水が溜まります。
お腹に水が溜まるので、内臓はパンパンになります。
内臓がパンパンになると、肺と内臓を分けている横隔膜と言う筋肉に運動制限が起こります。
つまり、呼吸が浅くなるわけです。
呼吸が浅くなるので、細胞には酸素が来にくくなります。
細胞は常に酸欠状態となり、疲れやすくなります。
心臓の周りにも水が溜まるので心臓は拡張がし難くなります。
拡張がし難くなると戻ってくる血液量が減るので、送り出す血液が減ります。
当然、心臓の拡張、収縮力も弱まりますので、心拍が弱くなります。
血圧が下がる訳です。
血圧が下がれば、心臓へ戻って来る血液量も必然的に減ります。
と言う事は、身体に血液(水)が溜まります。
むくみます・・・
こうして浮腫みはドンドンと悪化して行きます。
改善方法は、濃くなった血液(水)を薄める。
つまり、水分補給(水)が必要だって事です!!
ちなみにお茶などは身体が「食べ物」として認識するそうで、細胞内には濃いモノとして入って来るそうです。
なので、水が良いみたいです。
それと、末端部の運動。
結局、心拍に加え、重力によって血液は下に降りますので、上に押し上げるのに必要なのは筋力だって事です。
なので手足の指をしっかりと動かす事で血液は心臓へ戻りやすくなります。
筋組織の破壊により電解質が流れ出てしまった場合などは、良質のたんぱく質を摂る必要があります。
お肉でも構いませんが、出来るだけ薄味が良いと思います。
むくみの原因には様々ありますが、私の考えるむくみのメカニズムです。
ご参考までに。