頸の痛み②

頸部に限った話ではありませんが、事、頸部において重要なのは『思考』です。

 

誰かに手伝ってもらったら分かります(体感した方が分かりやすい)が、ぼ~と何も考えずにいる状態では背中はフニャフニャです。

しかし、思考が入った瞬間から背骨は緊張が入ります。

 

脳と脊髄は同じ中枢神経なので、思考した瞬間に脊髄にはその準備が入るので一瞬で緊張が入ります。

なので、立位で少し踏ん張って立ち、横から誰かに押してもらった時、ただ立ったままで押されるとヨロケますが、何かを考えたり、何かを集中して凝視した瞬間から押されてもビクともしなくなります。

つまり、思考が入った瞬間から背中は硬くなる事が分かります。

 

頸部は脳の出口なので真っ先に緊張します。

そうして思考が行動に伴っていなければ、頸部痛(肩こり)となります。

 

背中を触って腰がフニャフニャで肩周りの緊張が強い人は往々にしてそのタイプです。

腰痛まである人は思考に加えて行動が伴っていますが、オーバーワーク(肉体も精神も)してます。

 

上部頸椎は呼吸中枢・血液循環中枢・副交感神経の出口なので、思考により頸を固めると(固まると)これらに問題が起こります。

呼吸が苦しくなると強制的に肩で呼吸が始まります。

胸鎖乳突筋や僧帽筋、斜角筋を使って呼吸をする様になるので、慢性頸部痛(頸の筋肉疲労)が起こります。

頸部には脳への血液をコントロールするセンサーがあるので頸部が筋肉で固められるとセンサーが作動してドキドキしやすくなります。

ドキドキしやすくなると恋に落ちやすくなったり、イライラしやすくなります。

恋に落ちやすい人は慢性肩こりかもしれません(笑)

要は勘違いですね(笑)

 

心拍が上がるので必然的に疲れやすくなるので動くのが億劫になります。

こうして老廃物の循環が出来ず溜まるので、余計に痛みは増すと思います。

 

副交感神経は内臓を動かします。が、頸部が固められると内臓の動きが低下するので食べた物は消化されずお腹に溜る事になります。

それがずっとあるのでお腹は重く、身体を動かす事が辛くなります。

内臓はダラダラと働かなくてはいけなくなりますが、ずっとモノがあり続ける上に、満腹中枢は刺激されないので次の食べ物が入って来ます。

消化酵素は足りなくなるので体内酵素を呼びよこせます。

すると体内酵素が減るので身体回復機能は低下するので身体は痛みが起こります・・・

 

全て悪循環です!

 

たかが思考と思われがちですが、最近、マインドフルネスが流行っているのもこうした思考を止め、背骨をリラックスさせる事で身体・能力のパフォーマンスが上がる事が分かって来たからです。

 

頸部痛を訴える方は猛烈に思考してます。

思考を止める事は出来ませんが、時にはゆったりと整体・マッサージを受け、思考を止める事もおススメです。

 

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