頭蓋骨

頭蓋骨

 

頭蓋骨は、23個のパーツからなり、動く関節は”顎関節のみ”。

 

しかし、よく考えて欲しいのは、動く部分が一つに対し、何故、23個のパーツが必要なのか?と言う事。

 

それだけ、頭を構成している骨は、各部、それぞれに異なった役割があるからです。

 

例えば、顔(頭の中で、顔面と言われるエリア)

顔には見る・嗅ぐ・味わう・動かす(皮膚や目や口元など)がありますので、これらを機能させるには異なった骨が必要になってきます。

見る行為を行うにしても、眼球を上下、左右、回転、遠近などを調整しなければいけません。

よってパーツも複雑(複数)になります。

 

臭いを嗅ぐのも、甘い匂い・臭い匂いなどを嗅ぎ分けなければなりませんし、鼻の役割には声を響かせる役割があったり、空気を吸う役目があったり・・・

よって複雑(複数)な構造が求められます。

 

口も同様です。

味わう・咀嚼する・空気を吸う吐く・声を発生する・飲み込む・・・

 

側面にある耳も、音を聞く。だけでなく、平衡感覚を司ったり。

 

一つだけの機能では無く、複数の機能をこなす為に、複数のパーツにより、複雑な動きが行える様になっています。

 

脳頭蓋と呼ばれる、脳みそを入れているいわゆる”頭部”と言われるエリアは、脳を入れる事を目的としているのでそれほど多くのパーツはありません。

が、それでも26個の骨のうち、8個(6種類)の骨から構成されています。

 

脳みそを入れているからと言って、『一枚岩』と訳ではないのです。

 

何故、一枚岩でないのか?と言うと、脳みそも”神経細胞”と言う細胞(生命体)から出来ています。

細胞なので、食を欲し(栄養素)、うんちを出します(老廃物)

 

身体の細胞は、血液から栄養素を貰い、老廃物を血液へ流します。

が、脳細胞が同じ”血液”から栄養素を貰うと・・・

もし、血液中に『インフルエンザウイルス』が居たら、脳細胞がインフルエンザにかかります。

すると、脳細胞が熱に侵され、痛みを感じ、機能停止します・・・

全身の細胞が、司令塔が狂っている(休んでいる)ので、機能が狂います。

呼吸が止まる・・・

心臓が止まる・・・

こんな事があってはならないので、脳への栄養ルートと、全身の栄養ルートでは全く異なっているのです。

 

脳みそは、血液による栄養補給では無く、別ルートで栄養補給をしているのです。

 

別ルートの栄養も、循環しなければなりませんが、心臓は関与出来ません(血液循環ではないので)

よって、心臓の働き以外の循環システムが必要になります。

 

これが”第一次呼吸システム”と呼ばれる、る【頭蓋・脊柱・骨盤(仙骨)機能】です。

頭から腰(仙骨)までが波打ち運動する事で、脳みそに栄養を運ぶ”水(脳脊髄液)”を循環させているのです。

 

頭の波打ち運動には26個の骨が必要になります。

それは、一つの骨が動くと大きな動き(または、小さな動き)にしかなりませんが、複数のパーツを使う事で、余波(余韻)により様々な振動(動き)をする事で、脳全体(隅々)まで水(脳脊髄液)を行きわたらせる事が出来るのです。

 

どれかのパーツが機能を止めると、余波(余韻)の波には乱れが生じ、一部の脳細胞に栄養循環が不良となった場合、その脳細胞がコントロールしているエリア(例えば、胃とか)の機能が低下するのです。

 

26個のパーツには役割があり、それらは機能(動き)しなければなりません。

 

止まる(硬い・動きにくい)と言う事は、脳細胞への水の分配に狂いが生じます。

結果、全身(精神にも)に影響を及ぼします。

 

キチンと機能させていなければならないのです・・・

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