頭蓋調整(クラニオセイクラム)について

毎日、頭蓋調整(クラニオセイクラム)について、多くの問い合わせがありますので、そこでお話しさせて頂く内容をシェアします。

 

先ず、頭蓋の役目は『脳を守る』事ですね。

 

その脳の役目とは『全身をコントロールする司令塔』ですね。

 

この『全身をコントロールする司令塔』は一つ。

ではありません。

 

ここを勘違いされておられる方がおられますが、脳を形成しているのは脳細胞です。

脳細胞は1000億個存在すると言われますので、司令塔は一つではなくそれに準ずる数、存在すると言う事です。

 

その1000億個の細胞は部位毎で役割が違います。

運動を司るエリア

感覚を司るエリア

思考を司るエリア

本能を司るエリア

自律した動きを司るエリア・・・

また、右と左でも違います。

 

例えば

前頭葉は、意欲・思考・計画性などを司る

側頭葉は、聴覚や匂い

頭頂葉は、前部が運動、後部が感覚

この前部の運動は、頭頂部が体幹・外側に手、更に下は顔

後部の感覚は、同じく頭頂部が体幹・外側に手、更に下に顔

後頭部は、視覚

などです。

 

それそれ全く異なる情報を脳内で統合し、そののち、身体に下りてきます。

 

脳でもそれぞれ役割が異なるので、ある部分が間違った情報を送るようになれば、脳全体に広がる統合も違ってきます。

間違えた情報が統合されるわけですから、下りてくる情報も間違えるのです・・・

 

ある部分が間違った情報を送るようになるとは、

・伝わらない

・受け取れない

 

 

伝わらない・受け取れないのは、障害を受けているからです。

その障害を与える要因として、外的要因や内的要因があります。

 

内的要因の代表には、ホルモンとか、タンパク質があります。

ホルモンが過剰に分泌されると、それをある脳細胞が受け取ったとすると、間違えた信号を発信します。

逆にホルモンが減ってしまう事で、別のある脳細胞は働けない(働かなくなる)・・・

タンパク質は脳細胞に過剰に付着する事で、脳細胞は邪魔な物質がまとわり付くので信号が発信出来なくなります。

 

一方、外的要因には、頭蓋の変形や、脳内の水(脳脊髄液)の水圧による圧迫があります。

頭蓋骨の形による脳の圧迫は、大脳の外側の皮(神経細胞の本体が存在する)が圧迫されるので、形による圧迫があると細胞本体に触れやすくなり、脳細胞が働けなくなるので人体には大きく影響がおこります。

水(脳脊髄液)の圧迫も同様です。

 

くも膜下出血などに代表される様な、血液による脳の圧迫でさえ、後遺症が出ますし、最悪、死に至ります・・・

 

内的要因には、体内環境の変化が原因だと考えています。

体内環境の変化には、当然、ストレスや年齢、男女差と言うのも関係する場合があります。が、身体の歪みシステムや腸内環境も大きく影響するでしょう。

 

頭蓋の形や脳内の水。

骨の形が変わるのか?と言われますが、変わります!

直ぐに激変する事はありませんが、時間をかければ変わります。(当然、一時間や二時間の施術を受けると・・・と言う意味ではありません。治療の継続という意味です)

脳内の水。

ここも非常に重要です。

循環する事で脳の圧迫は防げます。

 

これらを整える事がどれくらい重要なのか?何となくイメージ出来るでしょうか?

 

けやき整骨院へ来られた際は、実際の動画や本をお見せしながら説明しますので、もう少し理解しやすくなると思います。

 

直ぐすぐの結果、どれくらい通院するのか?など言われる場合がありますが、これもぎっくり腰などのように『一週間です』とか、全治1か月などと言えません。

長いスパンで通院して行く事で、骨の形状が変わり、水の循環が変わり、腸内環境が変わり、身体歪み問題が解消されていくのです。

 

時間の問題やお金も問題。

ご自宅の都合や習い事、学校行事、お仕事の問題もあると思います。

無理が無い範囲で、氣長の通院おお考え下さい。

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