頭蓋調整

頭蓋は脳を守る為の部分です。

脳は、身体全体をコントロールする場所で、考えたり、思ったり。

これら思考でイマジネーションを引き起こし、現在、科学・医療の分野では、それで手足を動かせるまでになってきました。

 

こんな話が実しやかに噂されています。

ニンゲンは、身体を捨てて脳だけを保存し、その脳のイマジネーション（バーチャル空間）の世界で生きる選択をするだろう。

 

映画『マトリックス』の世界です。

 

こんな話はさておき、頭蓋は脳を守る為の硬い組織です。

何故、硬くある必要があるのか？

それは、脳が柔らかいから。

ちょっとでも損傷すると、正しい信号が発信されないから（受信しないから）

 

脳みそは「神経細胞」と言う生き物（細胞）です。

生き物なので、栄養素を必要とし、代謝活動を行い、代謝産物として老廃物を作ります。

栄養素の取り入れの為には、栄養素を運んでもらう必要があります。

 

僕らの身体（細胞）へ栄養を運ぶのは、皆さんご存知の『血液』です。

老廃物を運ぶのも、血液です。

 

血液は、肝臓で消毒（解毒）され、腎臓でろ過されます。

 

こうして綺麗になって全身（細胞）へ送られます。

 

しかし、こんな事もありますね。

それは、インフルエンザの人の側にいて移されると言う場合。

これは、血液にインフルエンザウイルスが入り込み、全身へ送られ、身体の節々が痛くなり高熱が出る・・・

 

ウイルス・細菌は、僕らの身体に入ると、血液に乗って全身の細胞に入り込み悪さをするのです。

 

なので、脳みそが血液により栄養補給を行っていた場合、脳にウイルスが入り込み、正しく信号を発しなくなるとエラい事です！！

なので、脳みそは血液とは違うルートで栄養補給を行う必要があります。

 

脳みそへ栄養補給を行っている水を『脳脊髄液』と呼びます。

 

脳脊髄液は、脳みそで産生され、脳の周りに有る血管に吸収されます。

 

脳みそに栄養を与えるだけでなく、脳脊髄液と言うだけあって、脊髄（背骨の中）にも栄養を送ります。

 

この脳脊髄液。

 

栄養を送るだけでなく、脳と脊髄を水で囲み、脳と脊髄を浮かべる役目があります。

つまり、骨に脳がブツからない様にしている役目（保護作用）

 

それと、脳みそ（神経）は電気信号でのやり取りなので（電気治療器をかけた事がある人は分かりますね！筋肉が勝手に動く状態！あれです！！）、水は電気を通しますので、脳脊髄液は神経伝達を促進する役目があるのです！！

 

脳脊髄液は、

①脳と脊髄に栄養を与える

②脳と脊髄の保護

③神経伝達の促進

の役割があります。

 

この脳脊髄液も、血液同様、循環する必要があります。

淀むと、栄養が来ませんし、老廃物は流れませんので・・・

 

この循環する為には、ポンプが必要です。

 

このポンプの役割が、後頭骨（頭のうしろ）と仙骨（お尻の割れ目の直ぐ上の平い部分）だと言われています。

この後頭骨と仙骨が動く事で、脳脊髄液を循環させる事を、【第一次呼吸】と呼びます。

 

第一次呼吸は、我々が生まれる前（お母さんのお腹の中にいる時）から動き、死ぬまで動きます。

 

しかし、この第一次呼吸が乱れると・・・

 

脳は栄養が来ないので、正しく信号が出せなくなります。

脳は、骨（頭蓋）にぶつかり損傷し、正しく信号が出せなくなります。

脳から出た電気信号は、水が無いので伝達不良が起こります。

 

そうすると、手の動きが右と左で得意不得意が生まれたり、内臓機能が低下したり、思考が弱くなったり、免疫機能が低下したり、転びやすくなったり・・・

 

つまり、いわゆる『年と共に・・・』と言われる状態へとなって行きます。

低年齢でこれが起こると、脳の成長に影響が起こり、発達に障害が起こるかもしれません。

青年期でこれが起こると、自己免疫疾患となるかもしれません。

思考が弱くなると、認知・痴ほうになるかもしれません。

 

頭蓋（後頭骨）と仙骨（骨盤）は正しくあるべきなのです。

正しく動く状態にあるべきなのです。

加えて、背骨は脊髄があり、頭蓋と骨盤を繋ぐパイプです。

このパイプが猫背で動かない・横にズレてる（側弯）・アゴが前に出てる（肩コリ）などあれば、脳脊髄液の循環は妨げられます。

 

頭蓋の動きは一般の方には分かりません。（修練を積んだ人でないと理解が出来ません）

 

頭蓋の動きは一定リズムで呼吸・心臓の動きとは違うリズムで刻んでいます。

これを読み取り、整えていくのが頭蓋調整（頭蓋仙骨療法・クラニオテクニック・クラニオセイクラム）です。

 

もし気になる方が居られれば、お気軽にご相談下さい。