違和感の代弁
ある方が『てかあのセラピスト部屋はみんな、自分がいかにのし上がるかって話ばかりでつまんなかったな。 そもそも「リピート率が高いセラピスト」ってどうなん。 根本的に矛盾してるよね。』そう呟かれた。
私が整体のセミナーに参加しなくなったのも、なんかこんなのを感じたから。
皆がどうやって売り上げを上げるか?、他所より勝つか?みたいなのが嫌になったから・・・
同じ業界に居るなら、何故、もっと仲良く出来ないのか?
何故、自分さえよければ?なのか??
「リピート率が高い」って言うのも、そう。
治せてないじゃん!!って感じで、如何に口が上手いか?、誘導できるか?って所がポイントになってる気がした。
確かにクライアントを誘導する事は大切。
でも、私は来なくてももう大丈夫だと判断したら直に「もう大丈夫ですよ!」と言う。
それが1回目だろうと。
そうして必ず「私が治している訳ではない。○○さんが私の言う事をやってくれたお陰です。これからも継続して下さい。そうして、痛みが出てからウチに来るのではなく、続けた事がちゃんと出来てるか?をチェックする為のツールとしてウチを使って下さい。」そう伝える。
治療家と言うのはどうしても、自分が優れていると自信家が多い(かく言う私もそうだが笑)
しかし、治療家が治している訳ではない。
クライアント自身の身体が治しているだけ。
私達の役目とは、クライアントが気づかない身体を、専門家として「今、こうなってますよ」と教えてあげる事。
だから痛みが出ているんだと。
だから治り難いんだと。
私が整体の勉強を止めたのは、自分が整えは相手も整う事に氣づいたから。
この世とは写し鏡だと氣づいたから。
言霊も波動も、全ては生きている証拠であり、それらはその人が「これで良し」と感じ続けた結果で発せられている。
しかし、それが間違っていたなら自身に違和感として不安や痛み、辛さとして現れる事を教わった。
間違った習慣に違和感を感じつつ、その人は「自分」とは”そう”と信じ生き続ける。
違和感(魂)は”そう”信じた(思考)との狭間で摩擦を起こし、体表もしくは心に痛みとして現れる・・・
それに氣づけないのは、こちらの状態が整ってないから。
金儲けや傲慢が思考を狂わせる・・・
治療家は「人助け」をうたうが、リピート率やのし上がる方法などを言う時点で「人助け」と言う蓑を被った【自分優位】の宣言。
全く違う畑の方がこう言われたのを見て、私の心をこの方が代弁して下さったように感じた。