運動学的メカニズム

僕らの身体は60兆個の細胞からなります。

この60兆個は、その一つ一つが生命体で、それらが活動してくれているお陰で、”あなた”が正常に働けます。

つまり、意識出来ない、無意識の意識のお陰が”有る”と言う事です。

 

この無意識の意識、つまり、60兆個の細胞の働きですが、正しい位置(ポジション)にいるお陰で働ける(機能する)のだと考えます。

 

現実世界で言うと、本来、技術職の人が、経理に回される様な感じですかね。

自分の得意分野では無い分野だと本来の力が発揮できない。そんなイメージ。

 

”ある細胞”が正しいポジションに位置するから、その細胞は自分の仕事が正しく出来るのだと考えます。

正しくないポジション。

これを”歪み”と呼びます。

 

この”歪み”がある事で、細胞は本来の位置からズレ、自分の本来の力が発揮できないのだと考えています。

 

歪みとは、見た目の問題だけではなく、細胞一つ一つの機能低下を招く・・・

そういう事です。

 

本日のブログの題名にも上げた”運動学的メカニズム”とは、このミクロの歪みを指し、このミクロの歪みが実は大きな問題となって行くのです。

偏平足や外反母趾、足首の歪み・・・

基礎、基盤の歪みはそれが高く(上位)なればなるほど歪みは大きくなります。

 

スカイツリーで例えましょう。

スカイツリーの基礎が5cm地盤沈下したら、展望台はどれくらい歪むのでしょうか??

 

そんな感じで、私たちの足が何かしらの問題で歪めば、上位(膝・股関節・腰・背中・肩・首・頭)は徐々に大きく歪んでいくと言う事になり、上位であればあるほど細胞にかかる負担(右に傾いていたとしたら、右側の細胞は重力による圧迫、左側の細胞では重量によって倒れそうになったものを必死で立て直そうとする牽引力のストレス)が掛かる筈です。

 

脳細胞であれば、右側から出る信号と、左側から出る信号が、当然、違う事がイメージ出来ますね。

 

血管も、圧縮側と伸張側では血流量が変わる筈です。

 

細胞は生き物ですので、脳からの信号が来やすい方と来難い方。

血液が来やすい方と、来難い方が発生するはずですね。

 

そうなると、右と左の使い方も異なってくるでしょう・・・

治り方も変わってくるでしょう・・・

 

位置がズレると言う事は、これらが起こると言う事です!

 

あまりに小さい世界なので、上位意識(私たちの意識)ではそんな事は気づけない・・・のです。

 

故に、徐々に身体的に変化し、これを『老化』と呼ぶのです!

病院に行って『それは年のせいです・・・』と言われた事がある人もいるかもしれません。

年齢とともに、細胞代謝は衰えるのは事実ですが、それより何より、ミクロの歪みが起こると、小さく身体が変化して行き、大きく気づいた時(上位意識に上る)には、大問題が発生している状態です!

その時に、病院で大問題個所(つまり、上位の問題)を治療したとしても、下位(足の運動器)の問題に気づかないので、治るわけが無いのと、その時には下位(足の運動器)は相当弱っているので、それを回復させるためには膨大な時間がかかります。

 

当院に通院されている方には、毎度この話をしますが、継続的に足の運動器のトレーニングをされておられる方は残念ながら少数です。

何故、少数か?

 

今まで意識していなかったからです・・・

なので、これからも意識する事が少ないからです・・・

例え意識していたとしても、変化が小さいので大きな結果が得られ難いので諦めてしまう・・・

 

継続は力なり!!

です。

 

ミクロの歪みに対し、今から意識を向けてみて下さい。

 

将来、絶対に違います!!

 

 

 

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