起床出来ない…午前中が異様に弱い人
最近、こう言う相談が多いです。
最も多いのは、栄養の偏り。
鉄分とタンパク質不足と思われます。
しかし、栄養素以外にも原因があり、それは副交感神経(リラックス)の神経の昂りです。
副交感神経の昂りは、臨床的に少ないです。
しかし、副交感神経が高ぶっている人は、
朝、目覚ましが鳴っても体が重くて起きられない。
布団から出るまでに1時間以上かかる。
起きても頭がボーッとして、午前中は使い物にならない。
そんな症状が起こりやすいです。
それ故に、やる気がない様に見られたり、怠けていると思われがち。
当の本人は、気持ちが焦る。
加えて、頭痛や怠さ、疲労感の抜けなさを感じています。
なぜ、そんな状態になるのか?
臨床的に、次のような原因を多く見かけます。
- 夜遅くまでのスマホや思考過多で、交感神経が夜間も働き続ける
- 慢性的なストレスで、副腎が疲弊
- 骨盤と仙骨の可動が失われ、副交感神経が過剰に働き続けている
- 肝臓や胃腸の疲労が深く、回復モードから抜けられない
つまり、副交感神経がブレーキとして働きすぎているんですね。
当院の施術としてクラニオセイクラム(頭蓋仙骨療法)があります。
① 頭蓋骨と仙骨の連動調整
→ 頭(脳幹)と骨盤(仙骨)は自律神経の起点。呼吸と血流を促すとリズムが戻る。
② 肝臓と胃の膜リリース
→ 夜のうちに働きすぎた内臓を休ませ、朝の巡りをサポートする。
③ 足元からの覚醒アプローチ
→ 内踝(腎経)や足底を活性化することで、交感神経のスイッチが入りやすくなる。
セルフケアとして、
・朝一番の深呼吸と、爪先立ち運動を1分間
- 寝る前に内臓(特に肝臓)を優しく温める
- 深い呼気(副交感神経を更に高め、交感神経に振れさせる)
「起きられない」ことを、自分のせいにしないで下さい。
それは、身体の奥深くにある生命リズムが“乱れている”というサインです。
本来、僕達の身体は朝になれば自然と目覚め、動き出すようにできているのです。
その流れを取り戻せれば、午前中のあなたの世界は大きく変わります。
整体でできること、まだたくさんあります。
もしこのブログが気になる方は、一度ご相談くださいね。