諦めていた膝痛
「来週手術なんです。。。」
何年か前に、前十字靭帯・内側側副靭帯を損傷し、前十字は治したそうだが、内側側副靭帯は損傷したまま。
恐らくその際に、内側半月板も損傷していたのであろう(アンハッピートライアド)
それが運動を続けていた結果、歩行痛、運動時痛があり、常に痛みが出る様になったので、手術になったと言う・・・
膝のレントゲンを見て「軟骨がすり減ってますね」と言われ、手術に踏み込む人は多い。
でも実際のところ、その“すり減り”と痛みは、直結していません。
ここは大きな誤解であり、多くの人が絶望してしまう理由でもありますが、軟骨には神経が無いので、軟骨部分に対する処置よりも痛みを感知する「滑膜」の方が問題だと言う事。
軟骨がすり減ると、その削りカスが滑膜を刺激し、炎症が生まれる。つ
まり、炎症を抑えられれば、軟骨がどれだけ薄くても痛みは軽減できるのです。
実際の臨床では、レントゲンが重度でも痛みがほとんどない人がいる一方、軽度なのに歩けないほど痛む人もいます。
痛みを決めるのは“見た目”ではなく“炎症”という事実が、現場でははっきりと示されています。
だからこそ、治療も予防も「いかに炎症を起こさないか」が鍵になるのです。
では、何が炎症の起きにくい膝をつくるのか?
一つに「大腿四頭筋を鍛える」事が挙げられます。
太ももの前の筋肉が強くなると膝関節が安定し、余計なブレが減り、炎症リスクが一気に下がります。
重たいトレーニングは必要ありません。
イスからの立ち上がり、軽いスクワット——この程度で十分。
ただし毎日の継続が、将来の膝を大きく左右します。
その他、体重。
体重1kg増えるだけで、膝には3〜5kgの負荷がのしかかります。
40代から代謝は落ち、放っておけば体重は自然と増えていく。
体重をコントロールするだけで、膝の老化スピードは確実に抑えられます。
僕が最も大事だと思っているのは【足】です。
脚ではありません。足です!!
足首の弱さ、足指の弱さはスネの骨のバランスを崩し、結果、それは膝へとやって来ます。
足のトレーニングは四頭筋を鍛える事よりも大事だと考えます。
40代を超えると、ホルモンバランスの変化、筋力低下、体重の変化が一度に重なる“分岐点”がやって来ます。
この時期の「ちょっと痛い」「階段が重い」というサインは、未来の重症化を教えてくれています。
気づいた今こそ最良のタイミング。
生活を少し整えるだけで、10年後、20年後の膝はまるで違ってきます。
今現在、痛みが出ている、レントゲンで軟骨のすり減りが指摘されている。
でもそんな心配は必要ありません。
軟骨が戻らなくとも、痛みは軽減出来ます!!
炎症さえ抑えられれば、膝はまだまだ動ける。
未来へ向けてやるべきことは、キチンと立てる身体を作る事!!
治療も大事ですが、それらをしっかりとサポートしてくれる場。
それが”けやき整骨院”です。
