認知機能低下防止に「頭蓋骨の調整」が有効と言うデータが

脳機能の低下予防として頭蓋骨の調整を推奨しています。

これは、脳を包む硬膜や頭蓋骨の可動性を復元し、脳脊髄液(CSF)の循環を促進、老廃物の排出を助けることで、神経細胞の活動低下を防ぐ効果が期待できます。

脳も代謝によって老廃物(アミロイドβなど)を出しますが、これが排出されないと神経細胞に悪影響を及ぼします。脳脊髄液は硬膜内を流れて老廃物を回収・排出しますが、頭蓋骨の動きが硬くなるとポンプ作用が低下し、流れが滞ります

このCSFの循環を促進する施術により、「脳内デトックス」が期待でき、認知症やアルツハイマー病の予防に有用と考えられます。


■韓国KAISTの研究:顔と首のマッサージで脳老廃物の排出促進

韓国のKAIST研究チームは、顔と首を優しくマッサージすることで、脳脊髄液の排出が改善されると発表しました。

  • CSFは鼻・口蓋・目の周囲のリンパ管を経由して排出されるが、加齢によりこれらのリンパ管が減少、結果的に排出量が低下。
  • 高齢マウスでは鼻のリンパ管が80%減少し、CSF排出量が30%低下。
  • 顔と首の皮膚をマッサージすることで、CSFの排出量が2.8倍に増加し、若年レベルに回復
  • 効果のメカニズムは、皮膚の外からリンパ管を優しく圧迫し、液体の流れを促進するという単純かつ自然な作用

この結果は、皮膚刺激による簡単な施術が、加齢に伴う脳の老廃物排出低下を改善できる可能性を示しています。

https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2506/13/news034.html

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