自律神経のスイッチを副交感神経に切り替える手軽で強力な方法

人類は、直立二足歩行を選択しました。

直立二足を選択するには、脊柱を固めないといけません。

つまり、この時点で交感神経優位と言う事です。

加えて、成長と共に利口になり、考える・思うと言う事をするので、その思いを直ぐに行動に移せるようにする為に、交感神経優位となります。

動物は、立つ必要が無いの背中は柔らかいままです。

また、思考する事が無いので(彼らには”今”しかない)、臨戦態勢に入る以外に交感神経優位状態は短いです。

人間と動物とでは、自律神経の働きは180°違います。

僕らが副交感神経を優位に働かせるのは、寝る時と楽しい趣味に没頭する時です。

これらの時間を設ける事で、昂った交感神経を一瞬ですが緩める事が出来ます。

たまに「趣味が無い」と訴える方が居られます。

そうした方の為に、簡単に副交感神経のスイッチを入れる方法をお伝えします。

それが、【目を温める】です。

 


■ なぜ目を温めると自律神経が整うのか?

  1. 副交感神経が優位になる
    目の周囲を温めると、まぶたや眼輪筋の緊張がゆるみ、全身がリラックスモードに。これにより、交感神経優位から副交感神経優位へと自然に切り替わります。
  2. 視床下部への穏やかな刺激
    目の周囲は三叉神経が密に分布しており、ここへの温熱刺激が自律神経中枢である視床下部を間接的に刺激。結果、全身のバランスが整いやすくなります。
  3. 血流改善と酸素供給
    温めることで眼のまわりの毛細血管が拡張し、血流が促進。これにより酸素と栄養が行き渡り、細胞が活性化。リフレッシュ効果も抜群です。

■ 実際にどうやって温める?おすすめの方法

  1. 蒸しタオル法(5〜10分)
    熱すぎない40〜42℃のタオルを目に乗せるだけ。お風呂上がりや寝る前にぴったり。
  2. 市販の温感アイマスク
    手軽で安全。就寝前に使うことで、より深い眠りにつながります。
  3. ハーブとの併用
    カモミールやラベンダーの香りとともに温めることで、相乗効果で心身がゆるみやすくなります。

■ こんな方におすすめ

  • 不眠や寝つきの悪さがある方
  • スマホ・PCによる目の疲れが気になる方
  • 緊張しやすい、呼吸が浅いと感じる方
  • 自律神経の乱れを感じている方全般

目を温めることは、頭部だけでなく、首・肩・内臓(とくに腸)の緊張をも緩めるきっかけになります。

迷走神経(内臓を動かす神経)を通じて、全身がゆるむ感覚を体験してみてください(お腹が鳴り始める)。

特別な道具も技術もいりません。ただ、少しの温もりと、少しの時間を自分に与えるだけでいいのです。

 

ぜひ今夜から、あなたも "目を温める習慣" を取り入れてみませんか?

あなたの心と身体に、静かな変化が訪れるかもしれません。

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